雇用者からレジュメの返事をもらいやすくする方法 5選
カナダの現地の会社で就職を考えている方はもうすでにご存じかと思いますが、実はカナダの就活の難易度がかなり凶悪でレジュメを100件送っても1件しか返ってこないなんて普通にあります。能力や経験を考慮して返事をもらえないのであれば仕方がないですが、おそらく見てすらもらっていない方が大半なのです。今回はそこから仕事を勝ち取ったわらしが思う、採用者からより返信をもらえる方法について紹介します。
レジュメを出した後に返事をもらうためには?
私は基本的に1‐2年に1回は職場を変えることを目標としているのでほぼ毎日応募したり面接したりしていますが、今から紹介する方法を試し始めてからは10通レジュメを出せば最低1件は返ってくるようになりました。
ちなみにこの方法を実践する前にレジュメは完成させておいてください。レジュメの作り方についての記事はこちら。
1. 名前を英語名にする
少し差別っぽい言い方になるかもしれませんがある研究によると、英語名の方が40%ほど面接への招待が来やすいというデータがあります。これは特にインド、中国人などの名前から連想したときにマイナス面が多いことからと思われます。
そしてやはり呼びやすい名前の方がいざ採用するとなった時に便利ですし、想像もしやすいです。
正直な話で言うと、カナダやアメリカの会社でネイティブレベルの英語で話すことが求められている会社の場合、何通も応募があるのであれば時間を無駄にしないために、最初から英語で会話できそうな人間を選ぶことは至極まともだといえます。
少し差別っぽく感じますが、それでも人間は簡単な方やなじみのある方を選ぶのはある程度普通なので、レジュメだけ英語名にして応募しています。
これが直に返信につながっているとは言えませんが、0だとも言い切れないので確立を上げるためには考慮してもいいですね。
2. 複数応募する
カナダで仕事探しをする際は、Indeedなどジョブポスティングサイトで探すのが一般的だと思います。Indeedなどで応募した後に、必ずその会社のWebサイトに行ってそこから直接応募、LinkedInから応募などと、1ポジション辺り大体3‐4回応募しています。
何件も応募する意味はないかもしれませんが、少なくとも会社のサイトからは必ず応募してみてください。こちらの記事にて会社のサイトから直接応募するほうがいい理由を上げています。
3. 会社やリンクドインから直接メールする
先ほどの複数応募とコンセプト自体は変わらないのですが、人事のメールアドレスや連絡先を手に入れれるのであればそこに直接レジュメとカバーレターを送ってみましょう。
個人的にはこのようにHRに直接送る人の大半は熱意があって希望職種に関連性が高い人材である可能性が高いので、返信率も高めです。
4. ATS用のレジュメを作成する
最近意識し始めたのですが、大きな企業であればあるほどATS(Application Tracking System)と呼ばれるレジュメの選別するソフトがあります。数百ものレジュメが集まれば目を通すことも不可能なのでソフトを使うのですが、レジュメによっては読みづらい可能性もあるのです。
Indeedなど大量に応募者が見込まれそうな場所ではこちらのレジュメをよく使います。
私がATS用のレジュメを作るときに気を付けていることは
フォント
おしゃれなフォントを使うとATSが読み取りづらい時があります。そんなことで候補から外れるのも嫌なので、シンプルで基本的にすべてのシステムで読み込まれるフォントを集めてみました。
- Arial
- Calibri
- Helvetica
- Tahoma
- Times New Roman
サイズは16‐17あれば十分です。
キーワード
ATSにはキーワードを設定する欄があります。たとえばSEOマーケターを募集していて、バックリンク戦略を主に探しているのであればレジュメの中から関連性のあるものだけをピックアップすることも可能です。
ですので応募する前に相手が何を探しているかしっかり読んで、毎回微調整をするといいでしょう。
5. カバーレターにこだわる
最後はカバーレターを少し独特にしています。
カバーレターは要は自分をアピールするためのサポートドキュメントですが、意外と読まれるので毎回会社ごとに書いています。ぶっちゃけた話、ほとんどの方がChatGPTやClaudeなどで書いていることでしょう。
だからこそ周りと差別化できるのもあります。まず少し英語ができるようになるとわかるのですがAIか人が書いたかは簡単に見破ることができます。
そもそもAIを使うこと自体は推奨されていますが、あまりにも面白みのないものだと読む気すら起きませんよね。
ですので私はその会社と私自身に関係があるストーリーを2,3行書いています。もちろんそれはランダムなストーリーではなく仕事に関連しているものですが、興味を持ってもらうために最初の文へかなりこだわりを持って書くことで、面接への招待率を増やすのにつながっています。
以上が私の返事をよりもらうための方法です。
このように志望度が高い会社であれば、大体1つのポジションに応募するのに30‐60分ほどかかりますが、大量生産されたなんのひねりもない応募には負けませんし、意外とこれくらいしている人の割合も多くないので、むしろこれをしなければ時間の無駄だとも言えます。
実際に志望度の高かった5社中2社から返信が来て、オファーレターも1社からもらいました。
出したら必ず見てもらえるわけではないカナダの就活、見られるための努力から始めていきましょう!