現地就職のためにカナダで職歴を積む方法
カナダや海外でワーホリ等で就活をする時に課題になってくるのは職歴です。カナダでは日本以上に職歴とスキルを重視する傾向にあるので、日本で総合職を5年やっていた人よりマーケティングを3年間専門にしている人の方が採用率が高かったりと、違ったアプローチが必要となるのですが我々日本人にとって経験を専門職で積むのは容易ではありません。今回はカナダの現地企業で就職した経験からどのようにキャリアを自分で発展させれるかを考察していきます。
なぜカナダでは現地就職が難しいのか
個人的に職歴を積むことがカナダでの就職成功のカギになると思うのですがそもそもなぜカナダでは就職が難しいのでしょう。
英語などの言語はこの際置いといて、難しい理由は一つで実はカナダには新卒文化がないことにあります。つまりインターンなどボランティアなどで経験を積まない限りは、職歴お化けたちとの総合試合になる可能性があまりにも高いので、雇用主からすると選び放題の環境となっています。
こちらでもCoop留学で現地就職が難しい理由と対策を紹介していますが、その1つにやはり経験がカギになってきます。
もちろん職歴以外にも大切なことはあるのですが、仮に1ポジションに200人以上応募があった場合、1番の判断材料は職歴となります。そしてそのあと残った方は結果やスキルでふるいにかけられて、そこから初めて人の中身を見始めます。
そして面白いことにカナダでオフィスワークなどスキルがいるポジションで就職しようとすると最低2年の職歴が必要などと言われることがあります。Entryポジション、いわゆる初めての仕事向けのポジションでさえ1,2年の専門スキルが必要になるわけです。
お察しかと思いますが、カナダで働く際には主体性が必要で就職する前にいかにスキルを身につけてきたかが求められます。
例えば18歳の学生ですでにオフィスでマーケティングの仕事をしたりプロとして仕事をしている方はかなり多く、バイトでレストランで働いていて急に専門職に就くことは珍しいです。
職歴の積み方 3選
ここまで来た方はどのようにして職歴を積むのが効率がいいかと思われると思います。ワーホリやCoop留学で来る際には時間も限られているためできるだけ最短で結果を持ってくる必要があります。
そこで今回は個人的に思う最も手っ取り早くカナダで職歴/経験を積む方法3選を紹介します。
1. オンラインコースを受けまくる
まず初めにすべきことと言っても過言ではないオンラインコースを受けまくって知識と基本スキルを底上げすることが1番大切です。
こちらの0からデジタルマーケターのなる方法でも紹介した通り専門職等へ就職する際には知識、スキル、資格が必要になり、オンラインコースはこの3つを手に入れるのにうってつけなのです。
空いている時間があれば勉強を繰り返して徐々にスキル知識を身につけレジュメにアップする用の資格をたくさん手に入れると就職しやすくなると同時に、あとあと紹介する2つの方法でも効果を発揮します。
カナダで認知されるオンラインコースを学べるプラットフォームは
- Udemy
- Coursera
- LinkedIn Learning
などでこの辺りでいくつか受けてみましょう。
2. フリーランス/ボランティア
こちらはある程度スキルや知識をお持ちの方の話になりますが、何か自分のフィールドで誰かのために直接働く方法です。デヴェロッパーやマーケター、プログラマーなど需要が高い職種では簡単にフリーランスやボランティアで仕事を探すことができるので少しずつ確実に経験を積んでいきましょう。
本就職するより賃金は安いかもしれませんが、しっかりと経験を積めるので自分のできる範囲内の仕事から応募していくことをおすすめします。
ここでさっきオンラインコースを受けたことに意味が出ます。
というのもフリーランスやボランティアで経験を積もうとしている方は多いので、経験力に差がない場合は知識や熱意で比べられるので、その職種について自分の知識を強み変えることで雇われやすくなることは間違いありません。
ボランティアは少し専門職では探しづらいですが、社会に従事したという事実は立派な職歴換算されカナダの就活ではよく評価されるため、できることならボランティアはしておいた方がいいでしょう。
3. 自分で何かを始める
フリーランスは少し土台が必要で0から始めるのは少し時間がかかりやすいものの、自分で何か作り上げることは今すぐ始めることができる上に、いろいろな実験を行えるのでこの中で言うと1番効率が良いです。
1番のおすすめはブログを作ることで、こちらでブログを書くメリット7選を紹介していますが、ブログを作ることで様々な分野でスキルアップ、そして経験力が付きます。
- SEO (デジタルマーケティング)
- コンテンツマーケティング
- コーディング
- ウェブサイトデザイン
- マネージメント
などなど様々なスキルが一気に見につくのでおすすめです。こちらでブログの作り方からデザインまでカバーしたブログの始め方ガイドを紹介しているので少しでも迷っている方はぜひ見てください。
そのほかには自分でアプリを作ったり、デザインなどとりあえず自分が特化したいフィールドで何か始める主体性が大切になってきます。
これらの作ったものはポートフォリオと呼ばれ自分の仕事や作品を仕事の応募の際に重要な役割を果たします。
LinkedInなどのオンラインプロファイルなどにもアップロードすることで自分のスキルをアピールすることにもつながります。
自分で何かを始めることは専門スキルの誇示や経験に加算されるのはもちろん、自分で何かを始められるというビジネスで最も大切な要因を担うことになりますので期待値はやはり高くなるとみるのがいいでしょう。
まとめ
カナダで仕事を探すのは困難ではありますが努力次第ではいくらでも変わります。
私も日本で就職せずにカナダへきてデジタルマーケティングを自分で学び就職するまでに至りました。
この過程は決して簡単ではなかったものの、何をすればいいかをある程度自分の中でまとめていたために成功したものだと思っています。
よってカナダで職歴を積むために必要なのは自分でどのように働きかけるか、そしてスキルをアップさせていくかになります。
今回紹介した
- オンラインコースでスキル・資格を手に入れる
- フリーランスで実経験を身につける
- 自分で何か作り出す
この3つをしていれば職歴と呼ぶには十分でカナダで就職することも可能になってくると思います。
ワーホリやCoopで来られている方は時間が少ないかもしれませんが何をすればいいか計画的に行うことを心がけましょう。