
カナダで仕事を見つけるための完全ガイド:留学生・ワーホリが知るべき現実と成功法則
「カナダで働いてみたい」そう思ったことはありませんか?
僕がカナダで初めてバイトの面接を受けた時のことを、今でも鮮明に覚えています。緊張で手が震え、英語が思うように出てこない。でも、その時の僕は知らなかったんです。カナダという国が、日本では味わえない働き方と成長の機会を与えてくれることを。
今回は、僕の実体験と多くの留学生・ワーホリメーカーとの交流から学んだ、カナダで仕事を見つけるための完全ガイドをお届けします。
カナダで働く魅力:学生ビザでも収入を得られる?
カナダ留学の最大のメリットの一つが、学生ビザでも合法的に働けることです。
授業期間中:週24時間まで
夏休みなど長期休暇:フルタイム(週40時間)
これって、実はすごいことなんです。日本の大学生のバイト感覚で働けるどころか、しっかりと生活費を稼ぎながら学べる環境が整っているんです。
ワーホリなら更に自由度が高い
ワーキングホリデービザなら、もっと自由です:
- フルタイムで働ける
- 職種制限なし
- 転職も自由
ただし、期間は1年限定。(2025年より2年になりました!) この貴重な時間をどう使うかが、あなたの人生を大きく左右するかもしれません。
働く前に準備すべき5つの必須項目
カナダで働き始める前に、必ず準備しておくべきものがあります。
1. 適切なビザ(学生ビザ・ワーホリビザ)
学生ビザで働く場合は、申請時に就労許可も同時に取得することが重要です。後から追加するのは面倒ですからね。
2. SIN(Social Insurance Number)
これがないと働けません。パスポート、ビザ、住所証明書を持って最寄りのService Canadaへ行けば、その日のうちに発行してもらえます。
3. カナダの電話番号
雇用者からの連絡を受けるために必須です。格安SIMでも構いません。
4. 銀行口座
給料の振り込みに必要です。学生におすすめの銀行は:
- TD Canada Trust
- RBC Royal Bank
- Scotiabank
5. レジュメ(履歴書)
日本の履歴書とは全く違います。写真不要、手書き不要、成果重視の内容にしましょう。
カナダの時給事情:地域による違いを知ろう
カナダは日本の都道府県と同じく週によって時給が変わってきます。
2025年現在の主要都市時給
- アルバータ州(カルガリー):15.00ドル
- ブリティッシュコロンビア州(バンクーバー):17.40ドル(2025年6月から17.85ドル)
- オンタリオ州(トロント):17.20ドル(2025年10月から17.60ドル)
時給が高い=生活費も高い、という図式は必ずしも成り立ちません。例えば、アルバータ州は州税がないため、実質的な手取りが多くなることも。
学生の年収シミュレーション
バンクーバーで働く学生の場合:
時給17.40ドル × 週24時間 × 52週 = 年間21,715.20ドル
※2024年6月時点の最低賃金で計算
さらに、夏休み期間のフルタイム収入も加算され、
レストランなどの場合はチップ収入も見込めます。
この収入があれば、生活費の大部分をまかなうことが可能です。
こちらの記事で留学生におすすめのバイト5選を紹介しています。
日本食レストランは比較的忙しくチップももらえるので稼ぐことには困らないかと思いますが、カフェではお客さんが必ずチップをはらうわけではないので、TIP目的ならお勧めはできません。
しかしカフェではよりカナダの現地のお客さんと関わる機会が増えるので、コネクションを増やしたり友達作りには適しているとも言えます。
日本で何か職をしていた場合、カナダではパートタイムとしてマーケティングであったり会計アシスタントなどがあるのでキャリアを目的とした留学であれば、また違った職種に手を出すことも可能です。
ワーホリ成功の秘訣:キャリアを意識した選択
カナダでワーホリをする時は基本的に好きな仕事を選ぶことができ、フルタイムで働くことができます。
しかし期間は1年間しかないためワーホリビザを使うタイミングだけは少し考える必要があり、仕事が決まらないまま半年が過ぎたなんてよくあります。
効率的なワーホリの使い方:
- ビジタービザでカナダ入国
- 語学学校で英語力向上
- 仕事探し開始
- 仕事が決まったタイミングでワーホリビザに切り替え(一回国外に出なければならないので、それなりのリスクは伴いますが、私はこれくらいのリスクは即決でとります)
この方法なら、貴重な1年間のワーホリ期間を無駄にすることがありません。
ワーホリには特にこの仕事がおすすめ、というものはありませんが個人的には何か自分のキャリアパスを広げれるものであったり、これから需要がある業種、好きな仕事を選ぶことが大切です。
仕事探しで使うべき5つのプラットフォーム
カナダの仕事やバイトの探し方は日本とは違うプラットホームを使うだけで、いたってシンプルなオンラインにて就活です。細かいところまで探せばカナダは英語圏、かつ北アメリカでアメリカ合衆国の就活範囲内でもあるので利用できるウェブサイトの数は数え切れません。
1. LinkedIn(最重要)
海外就職において、LinkedInは単なる求人サイトではありません。プロフェッショナルネットワークの構築、業界情報の収集、リクルーターとの直接コンタクトなど、就職活動のハブとして機能します。
プロフィールを充実させ、関連する人々と積極的にコネクションを作ることが成功の鍵です。
2. Indeed(求人数No.1)
カナダの求人の大部分がIndeedに掲載されています。特にパートタイム求人を探している学生には欠かせないサイトです。ちなみに私もここでバイトと正社員の仕事を見つけました。
3. ZipRecruiter(マッチング機能が優秀)
プロフィールを設定すると、条件に合った仕事を自動で紹介してくれます。「1 Click Apply」機能で簡単に応募できるのも魅力です。
4. Job Bank(政府運営で信頼性抜群)
カナダ政府が運営するため、LMIA求人を減らして以降は、詐欺求人もかなり減ってきています。使用するにはSIN取得後に利用可能になります。
5. Craigslist(穴場求人を狙う)
他のサイトで見つからないユニークな求人が見つかることがあります。ただし、信頼性は自分で判断する必要があります。
レジュメやカバーレター、面接突破のための実践的アドバイス
上記のサイトで仕事へアプライするためには、レジュメ(履歴書)や時にはカバーレター(サポートレター)を書く必要があり、こればかりは何回も書いて練習を重ねていくほかありません。留学先の先生や就職サポートに添削やアドバイスをもらうなどして改善していくことをおすすめします。
基本的にカナダはデジタル化が進んでおり、手書きをすることはほぼなくパソコン上で行えるので労力は日本に比べると少なくはありますが、カナダには新卒が一気に就活するという文化はないため、いろんな人が様々なタイミングで仕事探しをするので倍率が非常に高くなったりする場合があります。
デジタルマーケティングなどでは150-200名ぐらいが1つのポジションに応募することなど少なくありません。レジュメやカバーレターが通った後には英語での面接が待っているので、面接対策は日本以上に行う必要があります。
カナダの会社で面接を50回ほど受けた経験から、英語での面接突破方法をこちらで解説しているので興味のある方はのぞいてみてください。
カナダでフルタイムの仕事をいただくまでのはそれなりに根気が必要ですが、海外で働くということはなかなか味わえる経験ではないので、カナダに留学、ワーホリした際にはボランティアやバイトなど1度チャレンジしてみることを推奨します。
こちらのカナダでの就活方法が参考になればぜひシェアしてください。
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