仮想通貨で支払いができるCrypto Payment Gatewayとは?
2022年現在約3億人近くが暗号通貨を保有しており、多くの人が暗号資産で支払いをしています。企業はそのトレンドに気付き始め、Crypto-Native(ブロックチェーン人口)たちにもサービスを展開するために様々な支払方法を導入し始めるのは妥当かと思います。今回は暗号資産で支払いをするためのシステムCrypto Payment Gatewayについて紹介していきます。
仮想通貨で払うメリット
今現金やクレジットカードなのでで支払いができている現代でなぜ多くの人は暗号資産(クリプト)で支払いをする(したい)のでしょうか。クリプトで支払いするメリットをいくつか紹介します。
- 仮想通貨での支払いは匿名性が高く、銀行や他の機関を通さずに支払いをするため取引データを関係のない場所に残さなくてもいいので、ハッキングも特定もされづらく安全性が非常に高い
- ブロックチェーンのシステム上1つ1つの取引が、データ化された身分証明なしでは操作すらできないので、きわめてハッキング等が困難で、資産や個人情報を守ることができる
- 銀行や仲介を通さない分、無駄なところに使用料などのお金がかからない
などの理由から仮想通貨で支払うことにメリットがあるわけです。
Crypto Payment Gatewayとは?
Gateway
そもそもGatewayとは簡単に言うとユーザーインターフェースでお金を送ることができるシステムでクレジットカードでの支払いやE-transfer(オンライン振り込み)なども含まれています。
例えばAmazonもGatewayシステムを導入しておりAmazon Sellerというサービス通すことによって、個人でも会社でも自社のオンラインショップをアマゾン上に展開することができますが、お客さんが商品を購入するときにクレジットカード情報やアカウント番号など必要な情報を出店側に送ることで代金をオンラインで支払いできることができます。
意外と知らない間に利用しているシステムですね。
Crypto Gateway
Crypto Gatewayは単に暗号資産で”直接”支払いができるGatewayのことです。
ここで直接と言ったことには意味があり、実は仮想通貨が使える店は特にアメリカやヨーロッパなどでは割とあるのですが、ほとんどの会社では暗号資産をCrypto Payment Gatewayを通さずに支払いを行っているのでメリットがほぼないわけです。
デジタル資産での支払いを可能にするために暗号資産も保有できるクリプトウォレットとつなげて支払いを行っているところが多く、Crypto Gatewayを通さずに支払いをすると、支払いが行われる前にFiat(アメリカドルや日本円などの通貨)に変換されるので上記で述べたメリットがすべて当てはまらなくなるわけです。
それらの暗号資産の強みを生かし切れていない支払い方法とは異なったCrypto Payment Gatewayでは、WoocommerceやShopifyなどのプラットフォームへ直接つなげることによってEcommerceショップ等オンラインストアで、ETHなどの暗号資産をFiatに変えず支払いをすることができます。
そのために支払い側のセキュリティや個人情報の保護もでき、暗号資産で支払いをする側に大きなメリットがあるので導入することで他社と差をつけることもできますね。
有名なCrypto Payment Gatewayは
- Coinbase
- Bitpay
などがあります。
暗号資産での支払い方法
基本的にこれらのCrypto Payment Gatewayを通して支払いをする際には、支払い側がクリプトウォレットをショップ側のGatewayとつなげる必要があり、Gatewayアドレスをコピペして暗号資産を送るという流れになるかと思います。
Crypto Walletはプライベートキーを通して送金ができるので、受け取り側はパブリックキーを相手に共有する必要があります。
Crypto Walletについてはこちらで詳しく簡単に説明しています。
まとめ
Crypto Payment Gatewayを使用することによって暗号資産を使う側のプライバシーや情報漏洩を防ぐことができるほか、銀行などの仲介を通さずに支払いができるため、出費をすこし抑えることができるなどメリットはたくさんあります。
もちろん導入する側にもメリットはたくさんあり、暗号資産を保有する人口は年々増え続けておりいずれはクリプトでの支払いがメインになる可能性も考慮すると今のうちにブロックチェーンと仲良くすることで顧客を増やすこともできるでしょう。
システム自体はそこまで難しくなく、会社側、店側は基本はPlugin、アプリをダウンロードしてプラットフォームに接続するだけで使えるので複雑ではないかと思います。
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