安定した仮想通貨 Stablecoin (ステーブルコイン) とは何か
仮想通貨を買い始めようとしている方の1番の懸念は仮想通貨の移り気質にあります。2022年11月のFTX(仮想通貨取引サイトの大手)が破産した際にクリプト、仮想通貨業界は一気に価値が下がりビットコインも価値がガクッと落ちたこともあり、不信感は募る一方です。しかしStablecoin(ステーブルコイン)と呼ばれる種類の仮想通貨は価値が安定していて、リスクも低いのだとか。。
Stablecoin(ステーブルコイン)とは?
ステーブルコインは仮想通貨の一種のことで、一言で言うならば価値変動が起きづらいより安全な暗号通貨のことです。仮想通貨は将来性は高いものの価値の変動が激しいことが唯一のネックと言えるでしょう。
そんな不安定な仮想通貨の問題を解決するために存在するのがStablecoinです。
ステーブルコインはその他の仮想通貨と同じくDecentralization、つまりは管理体にコントロールされずに使用することができるので、従来の銀行のシステムなどを通さずにお金をやり取りすることができるため注目が集まっています。
基本的にステーブルコインは、アメリカドルや日本円などのフィアット通貨や金などの資産にリンクされているので、価値が急に変わることはありません。
アメリカドルなどは政府の中央銀行によって価値がコントロールされているので、それと同期させてしまえば仮想通貨も安定するのです。
どのように安定しているか
ステーブルコインは基本的には3つの方法でその価値を安定させています。
1. Fiat-Collateralised Stablecoins
Fiatとはつまり現実世界の安定した通貨のことで、名前の通りアメリカドルなどと価値を同じにすることで価値を下がりづらく安定させることができます。例えばUSDTやUSDCはアメリカドルと結び付けられているものがあり、現在最も買われているステーブルコインです。
通貨以外にもDigix Goldのように金と現実世界で価値が下がりづらいものと結び付けられているものもあったりします。
2. Crypto-Collateralised Stablecoins
中には他の有名な仮想通貨とつなげられているステーブルコインも存在します。
ETHやビットコインと結び付けられていることもあるのですが、冒頭でも説明した通り基本的には仮想通貨は実際の通貨に比べるとすこし不安定です。
しかしこの方法では発行したステーブルコインを他の仮想通貨と価値を同期させるときに、実際以上の価値をつけることによって仮にその同期させたビットコインなどの価値が落ちたとしても、余剰価値のおかげでそのステーブルコインに余裕を持たせることができるのです。
3. Algorithmic Stablecoins
こちらのステーブルコインはアルゴリズムとマシンラーニングによって価値を調整できるタイプの仮想通貨で、需要と供給のバランスを見て通貨の枚数を増やしたり減らしたりしてもともと設定された価値に合わせるために自動で変動されます。
TerraUSD (UST)というのがこの系統で有名なのですが、仮に1USTが$1USDだとすれば需要が供給を上回った場合価値が上がるのが通例ですが、その場合枚数を1UST=$1USDになるまで増やして価値を安定させることができます。
投資におすすめ 人気のステーブルコイン 2023年
USDT
Tetherという会社のStablecoinプロジェクトの通貨です。
アメリカドルと価値が並行しているので安定度はダントツで高いです。
BUSD
Binanceと呼ばれる世界で1番大きい仮想通貨取引所のステーブルコインです。支払いなど様々なところで使われる最も人気の仮想通貨でもあります。
USDC
Coinbaseなどいくつかの大きい会社が合同で取り組んでいるステーブルコインプロジェクトでアメリカドルと価値が同じなので、代表例としてよく使われます。
Airdropなどマーケティングキャンペーンで配る際にもよく使われます。
DAI
こちらはCrypto-Collateralized Stablecoinsのなかで最も有名な仮想通貨でEtherumチェーンと価値を並行させているのでかなり安定しています。
まとめ
ステーブルコインは仮想通貨の弱点ともいえるべき移り気質を解決する通貨です。
仮想通貨へ投資を始めようと考えてる方にもおすすめなので、初めての方はビットコインやETHなどの変動しやすい通貨よりステーブルコインから始めることからおすすめします。
おすすめのステーブルコインの取引所はBinanceと呼ばれる世界一のクリプト取引所でクレジットカードで直接買えるのと同時にクリプトウォレットも含まれているので使いやすいです。
クリプトウォレットは仮想通貨を守るために必須なので購入を考えている方はこちらの記事から少し調べてみてください。
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