カナダの会社で海外からリモートで仕事をするためには?
旅行しながら、給料の高い国の会社で仕事をする、と言うのはたくさんの人の夢ですが、実はそのハードル自体は下がってきており、ヨーロッパにはたくさんの人がアメリカやカナダ、日本で仕事をしている人がいます。私もそのうちの一人で、カナダの会社でリモートで、ヨーロッパ、そして日本から働くことができます。今回はその経験と知識を活かし、どのようにそこまで辿り着くことができたのかと、どうすれば旅行しながら働けるようになるかを紹介しています。
そもそも何している人?
ここで本当によく聞かれるのですが、何をしているのって話です。大抵の方はリモートワークと言えば、エンジニアであったりデヴェロッパーだと思うかも知れませんが、私は会社のオペレーター、または事業部長です。
従来であればオフィスに顔を出すことが求められる管理職でありますが、色々交渉や条件を提示したことによりカナダから働かなくていいという結論になりました。
そのほかにもブログを書いたり、ワッツアップCANADAというカナダ全域で使えるオンラインコミュニティの運営をしていたり、さまざまな場所で会社やビジネス自体は展開してはいますが、メインは現在の仕事だと言っていいでしょう。
こちらでどのようにマネージャーになったかを詳しく解説しています。
どんな仕事をしているの?
私のメインの仕事は、イーコマース事業のリーダーですが、ただの運営や管理だけではなく、サイトの更新や、マーケティング、デザインなど会社に携わる全ての仕事を一通り行っている社畜でもあります。
もちろん私にはチームメンバーがリモートで色々な国にいるので、基本的なタスク自体は彼らに任せており、レビューしたり、指示を出したり、時には自らデザインなどとした日常です。
ですので、チームが機能しており、倉庫にも人がいれば基本的には私はオフィスにいなくても問題ないと言えます。
どのように説得したの?
とは言っても、会社側からしたら私がいないのは非常に不安であると同時に、そもそも海外からしっかり働いてくれるのかって話が出てきます。と言うより出てきました。ここを説得するにはある程度の最低条件が必要です。
海外からリモートワークをするための最低条件
- 数字を出すこと
- スキルがあること
- 仕事が早く適切であること
- みんなに信頼されていること
- 2年くらい働くこと
- 幹部レベルのポジションになること
これが揃っていればある程度わがままが聞きます。と言うのも、カナダでは確かに仕事を持っていない人も多く、簡単に代わりが見つかるのですが、スキルのある人はあまりカナダにはそこまでいません。学生しかいないので仕事を奪われることはないと言えるでしょう
めちゃめちゃ仕事のできる人は多分まずカナダに来ません笑 彼らは大抵アメリカに行きます。
そして2年間その会社で働いた人と同じレベルの人材を見つけるには、すごく時間もかかりますし、お金もかかります。会社がかなり大きいとかではない限り、基本的には、ここまでの人を自ら解雇する可能性は極めて低いと思いました。
そしてこれもまた偶然ではあるのですが、私の給料は一般的な同じポジションの人たちと比べると倍ほど安いです。年齢も20代後半なのでそう言った面では結構舐められます。
ですので私の代わりを探すときには、給料を上げなければいけない上に、スキルもいりますし、トレーニングもかかる上に同じ結果が出せる保証もないので、ある程度は私の要求に応える必要があります。
一つ知って欲しいのは、海外では会社に対して対等の立場であることです。気に入らなければ要求してもいいし、ネガティブなフィードバックを直接ぶつけてもいいでしょう。
このようなコンディション全てを含めて、今回私は半年から1年の期限付きでどこからでも好きな時間で働いていいよと言う結果になりました。ただし数字は出し続けるのも大切です。これが解雇されないための一番の秘策になります。
今回は私のケースでの話ですが、それでは他のケースではどうなのでしょうか?そもそもそういう働き方って誰でもできるのでしょうか?
海外からリモートで働く方法って?
実は結構簡単にできます。と言うより方法さえ知っていれば基本的にどこの国からでもどの会社でも働くことは理論上可能です。今回は幾つかある方法のいくつかを紹介します。
仮にあなたがどこの国のビザも持っていない、という難しそうな条件下でも実は簡単にできます。
それは契約社員として働く方法です。そしてWiseやRevolut、もしくは暗号通貨で受け取れば全てが解決です。
もちろんそれをするための実績や職歴、英語など必要なものは多々ありますが、カナダやアメリカで永住権を狙うよりかは簡単だと思います。
私の会社にもフィリピンから働いてくれている人もいますし、違う部署ではオランダから働いている人もいます。リモート環境でもパフォーマンスが変わらない会社や職種であれば交渉次第では可能なのです。
私の友達は同じようなことをして、ビザを代わりに出されてしまったのでカナダに来てしまったのですが、そう言うこともあります笑
会社側は外注している体として、払うだけでいいので、受け取る金額は税金や保険料なども含まれていることが多く(交渉次第)、税金管理さえしていれば、実は問題なくどの国でも働くことができます。
そして我々日本人はありがたいことに、ほぼ全ての国にビザなしでしばらく滞在できます。これを利用すれば秋や冬はヨーロッパに住み、夏はカナダに住みながら働くと言うことも無理ではありません。
努力が必要な上に、運の要素もかなり強くはありますが、決して海外に住みながら働くと言うのは珍しいことではなく、誰でもできる可能性があります。もし興味を持っている方は、自分が何をすればいいかぜひ自己分析してみてください。