あこがれ、カナダ就職の「現実」

あこがれのカナダ就職の「現実」

普段は基本カナダのいいところなどをメインに話していますが、今回は少しカナダ就職について現実的な話をしていきたいと思います。近年海外移住ブームが目立つ日本、カナダはその中でも比較的人気な立ち位置となっています。カナダで就職している人を見ると楽そうと思われることも多いですが、実はそんなに甘くない現実を少し紹介していきます。

カナダ就職の現実

日本でまともに働いたことのない私からすると実際どれくらい日本とカナダの労働環境が違うのかはあまりわかりませんが、比較的楽に自由に働けるのはカナダです。残業も少ないですし、上司関係も楽。はたから見ればかなり理想的な環境でもあります。

私自身はカナダの労働環境は楽ですし、好きなんですが人によってはかなり大変であることも多いみたいです。ただ現実を突きつけても仕方がないのでもちろん対策等も紹介していきます。

1. 仕事探しの難易度が半端ない

例えばレストランやカフェなどカジュアルに働きたいという場合であればそこまで難易度は高くないのかもしれません。と言ってもたいていの人はバイト探しでも手こずるのですが。。

しかしオフィスの仕事をさがそうものであればそれはかなりの根気と時間が必要です。こちらの記事で私が仕事を見つけた方法を紹介していますが、一つの仕事に500人以上応募が来るなど珍しくなく、そもそも履歴書すら見てもらえません。

こちらのブログではカナダの就活についての記事がたくさんありますが、それだけカナダの就活が厳しいのと情報が足りていないのが現状です。

カナダで人気のマーケティングやデザインで仕事を探すのであれば半年から1年は覚悟することをおすすめします。

できるだけ仕事をカナダで見つけるためには準備をしっかりしてレジュメなどを完成させておく必要があります。こちらで仕事探しに役立つ記事を紹介するのでぜひチェックしてみてください

2. すぐ解雇される

これはあまり日本で見ないのですがカナダやアメリカではパフォーマンスが悪いとすぐに解雇されます。力のない人間は切り捨てられるのが割と当たり前の文化なのでしょうがないですが、我々外国人にはすごく酷です。

ちなみにProbation Periodと呼ばれる試用期間(通常は3か月、伸ばされることもある)の間であれば通知なしに明日から来なくていいよ言うことができます。実はこの期間を突破できるかでカナダの生活の質が180度変わります。

ここからまた仕事探しをするのは本当に大変なのでまずは解雇されないための努力が必要なのです。こちらの記事でカナダの会社で解雇されないための対策案を紹介しているのでぜひ読んでみてください。

これだけやっていれば多分大丈夫です。

3. キャリア=スキル

これは個人的に思ったことなのですが、カナダやアメリカではキャリアといえばスキル一択だなと思います。

例えば日本ではキャリアといえば年数、スキル、仕事内容といった感じだと思います。が、カナダではそれらは一切関係ないように思えてきます。

要はスキルさえあれば何でもできるけど、ただ年取ってポジションがあるだけの人では他では活躍ができないという意味です。

キャリア=スキル、他の人より良ければいいというのは、Competitiveな私にとってはすごくありがたい環境なのですが、大抵の人はそうではありませんよね。

カナダで成功するためにはセルフラーニングと日ごろの勉強が必要不可欠です。

4. 給料がそこまで高くない

カナダの給料が高いという意見はよく耳にしますが実際どうでしょうか?私個人から見るとあまり高くない印象です。

確かに日本と比べるとかなり高いです。私が日本へ一時帰国したときは毎日外食してもお金が減らないくらいの小金持ち状態でしたがカナダに住むのであればその給料では到底住めません。

個人的なイメージで言うとカナダの1000万円は日本の400万円くらいの価値です。もし本当にバンクーバーやトロントの都市部で長く住むことを考えているのであれば、世帯収入で1500万円くらいは最低でも必要なのではないかなと個人的に思います。それだけ土地や物価が高いのです。

一説では家をバンクーバーで買うには年収3000万円で30年働く必要があるのだとか(笑)

ちなみにカナダで1000万円稼ぐこと自体はそれほど難しくなく、スキルレベルによりますが、30前半でマネージャー、エンジニアなどの仕事では1200万円から1500万円は望めます。

ちなみにアメリカの方が給料は1.3倍ほど高いうえにアメリカドルなので、割とアメリカの仕事でお金をもらっているカナダ人は多いのと、カナダの会社で働きながら日本に住むという方法もありだと思います。

5. 厳しい面も多いけど楽しい

人生はある程度刺激があるほうが楽しいと思います。経済的な不安定は確かによくありませんが、これほどの難易度の環境へチャレンジできることはめったにありません。

実力があればなんとかなる世界でもあるカナダ就職の現実。のびのび働けて自分のしたいことを追求もできるので、厳しさ以上に楽しさや満足はあるでしょう。

ライフバランスも確立されており、有休も取れれば残業も基本的には少ないです。ちなみに日本人だから残業しても大丈夫だよねって利用されることはあるので何か不公平があれば問題にするのがいいでしょう。ふつうにHRに言えば大体どうにかなります。

こちらのブログではできるだけカナダの就職のサポートになるような記事を書くので、仕事探しで困ったことがあればぜひチェックしてみてください。ブログのコンテンツのリクエストも受け付けていますので、知りたいことなどがあればSNSやコンタクトフォームから受け付けています。

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