ライティングはスピーキングの改善になるって本当?
英語のスピーキングはどうすれば伸ばせるか。永遠の課題だと思います。ところが話せる人のだれに聞いても大抵は話せば話すほど伸びるよと言われますよね。でも英語を毎日話せる人って限られてますよね。でも実はライティングでも英語のスピーキング能力を上げることができるということを今回は理由を兼ねて紹介していきます。
基本的に言語はインプットスキルとアウトプットスキルに分かれます。
インプットスキル – リーディング/リスニング 情報を処理する力
アウトプットスキル – スピーキング/ライティング 情報を作り出す力
確かに書くと話すでは違う動作ではありますが、実は情報を生み出すという点では似通っている点が多数あります。
英語を書くときにはもちろん頭で単語を選んで文法を考えて書きますよね。話すときも頭で同じことを考えています。大きな違いはその処理速度の違いだけで、ライティングではじっくりと考えながら英語を作り出すことができます。
つまりミスを意識しながら、新しい単語や文法を使って英語を発する練習ができるのです。この考え方が今回はかなり大事になってきます。
語彙が増える
スピーキングが難しい理由の大抵は語彙力のなさと、時間の問題です。
ライティングをする時にはゆっくり時間を使ってこの単語は正しいかな、あっているかなと模索しながらできますが、いざ話すとなるとせっかく覚えたのに、すごく単調な英語になってしまったりすることでしょう。それは慣れていないことが問題です。
しかしライティングであればミスをしても気づきやすいうえに直せるので、話すよりも簡単に新しい単語を練習することができます。
単語を知ってるだけでは使えないのはどの言語でも一緒ですが特に外国語だと1度使い方を学ばないと、口に出すことはかなり難しいです。
新しい単語をゆっくりでもいいのでライティングで使用すればするほど脳が学習するのでいつの間にか新しい語彙を使いこなせるようになっていることでしょう。
単語帳を見て覚えるだけでは不十分なので、語彙力を本当に伸ばしたいのであればとりあえず書いて使ってみることをおすすめします。
文法や文の構成
語彙の話と同じく時間をゆっくりとって英語を書くことができるので、合ってるか意識しながら書くことでスピーキングの改善につながります。
日本人の英語学習者はリーディングでは文法が割とできているため、あまり意識して勉強する人は少ないですが実際書いてみると思ったより出てこないものです。
簡単な作文でもいいので一度200wordsくらいで週末の過ごし方について書いてみてください。スピーキングが苦手な方はこれでも難しく感じることもあるでしょう。
おそらく大抵の方はI like to do~のような形を繰り替え売事が多いかと思いますが、あまりこういう単調な書き方話し方ばかりをするネイティブはいません。特に何が悪いというわけでもないですが、より自然な英語を話すには長い文を書く練習が必要ですね。
そして話すのはもちろん、難しく書いたり、普段しないアウトプットをすることは意外と難しいので、そういった意味でもライティングはスピーキングの向上に直結するのです。
ライティングですらすら書けるようになっているころにはかなりペラペラ英語を話せるようになっているかと思います。
そしてもう一つの問題が文の構成です。要は倫理的に英語で文を運べることができるかという話です。
スピーキングが苦手、もしくは英語でのコミュニケーションが苦手な理由の1つにうまく話を運べないことがあります。ライティングでしっかり話し始めからどう終わるかを考えながら書く練習をしてみると改善されます。
大抵の人間は同じことを繰り返して話しています。つまり書けば書くほどそのテンプレートが頭に残るので、自分が何を言えばいいのかわかるようになってくるのです。
どのようにライティングに取り組むか
ここまででライティングがどのようにスピーキング改善に貢献しているかがわかってきたかと思います。しかし問題はどのように習慣化するかが英語には不可欠です。
自分で課題を出して書いても読む人がいなければモチベーションも上がりませんしそもそも対人用アウトプットの練習になりません。てことで今から始められる方法を紹介します。
1. ブログを始める
少し難易度はあるかもしれませんが、がっつり自分の意見やコンテンツを作りたい方におすすめです。(稼げる可能性もあります)
ブログのいいところは自分の好きなテーマについてじっくり書くことができるのと誰かしらが読んでくれるので、受け手を意識して英語をアウトプットすることができます。
映画、ライフスタイル、日本のことなど何でもいので好きなことを書いてみるといいかもです。
ブログを始めるって難しそう、という方へ超簡単にブログを始められる方法をここで紹介しておきます。
2. Twitter/Instagramなどで英語の投稿
1番気軽にできるのはSNSで英語投稿をすることですね。留学している方の中にはインスタ英語で投稿し始める人が急増しますが、より日記的な感じで長めの文、後世まで意識して投稿し続けることで、いざ話すってなった時に簡単に口から英語が出てくることでしょう。
3. ChatGPTなどAIで練習
今は何をするにもAI、人工知能ですね。特に言語型モデルのGPTなどは英語の先生にとって代わるくらい出来が良くて、英語のスキルをまるまるAIだけで学べる方法もあるくらいです。
こちらの記事にて紹介した通り、英語のライティングをAIで勉強して、さらにフィードバックまでもらうことができてしまいます。
4. オンラインで相手を見つける
身近に英語を話せる相手がいればいいのですが、日本に住んでいればなかなかそうはいきませんよね。そういう時はHelloTalkなど言語交換アプリで、だれかと知り合って英語を使ってみましょう。
チャットなのでより受け手を意識したライティングの練習ができると思います。チャットだけで英語がペラペラになった人がいても全然おかしくはありません。
まとめ
英語のスキルは全てがつながっています。大切なのはスキルをどの場面で組み合わせるかでそれがうまい人ほど、英語の伸びも早いです。いろいろ書いてみてどのようにスピーキングが活かせるか自分なりに研究してみてください。