カナダの文化

カナダの文化って実際はどんな感じ?

カナダってどんな国?文化は?料理は?カナダっていったいどういう国か知らない人が大多数だと思います。カナダへ留学される前や留学先の国を選ぶときなどに文化というのはやはり選考基準になるかと思います。今回はカナダにしばらく住んでみて見えてきた、体感するカナダの文化 についてです。

歴史から見るカナダの文化

実はカナダの大学でカナダの歴史を1セメスター履修した過去があり、カナダがどういう風に出来上がったというコアなトピックを勉強していたことがあります。特に内容を細かく書くつもりは一切ありませんので調べていただいたらわかるのですが、正直言ってかなりつまらない歴史です。

The Canadian Encyclopedia というサイトで大体調べることができます、このサイトはエッセーを書くのに時たま使用した割と簡単にまとめられてるサイトで助けられました。(笑)

簡単に内容を紐解くともともと住んでいた先住民の方々から白人の移民者が土地を取り上げ、白人をヨーロッパから移民させ、アジア人を鉄道を作るために移民させて出来上がった国です。基本的にカナダは経済中心に物事を考えていたような節があり、そのために移民を増やし税金を取っていたというあまりいい過去を持っている国ではなく、日本の戦国時代のような派手さも特にないといった感じです。

そのためにカナダは昔から移民で固められた国なので特に、これが文化だ!といった文化はない、多文化であることが文化だということを1971年あたりに当時の首相がおっしゃっていたみたいです。というのが本や調べたら出てくるカナダの大まかな文化になるでしょう。

しかし本題はこれから!

実際のカナダの文化

これに関してはどこの国でもそうだと思いますが実際住んでみないと知りえないことだと思います。

もちろんカルチャーショックで驚くこともたくさんあることでしょう。

1. コミュニケーション能力を大事にする

確かに歴史の通りカナダは移民が多く統計上カナダの半分ぐらいの人口は移民だったりします、そのため外に行けば英語以外の言語を聞くことも多く、特に中国人、インド人、ブラジル人、メキシコ人、アラブ人、フランス人が土地によって差はありますが多くいます。

いろいろな人種やバックグラウンドを持つ方が多いため、職場や学校等に行けば様々な人と話すことができ、みんな違った価値観や生活様式があり学ぶことや新しい考え方を知ることができます。

出かけるときは同じ人種だけで出かけることは少なくミックスでみんながオープンに接してくれる、それがカナダの文化の1つだと思います。バンクーバーに関しては人種ごとに固まる傾向があります(笑)

人種や文化、言語によって理解度や、伝え方が変わってくることがあるため、コミュニケーション能力を大事にするので包み隠さず意見などを述べてくれます。

話さなければ伝わらない、ストレートに物を言う。これが基本ですね。

2. 他人との境界線が薄い

そしてカナダにいる人は比較的優しい人が多く何かあればすぐに駆け付けて助けてくれたり、知らない人に良く話しかけたりするなどいい意味でも悪い意味で他人との境界線がかなり薄いのが特徴です。

レストランで会計しているときなど、その服いいねとか今日の夜はなにするのなど、いろんなところでフレンドリーに話しかけてきます。少しコミュニケーションに自信がない人は少ししたらなれると思います。

ほかには友達と遊んでいたりすると、ほかの友達を連れてきたりと気が付いたら知らない人しかいないなんてこともよくあり日本ではあまり考えられない状況になることもあります。カナダにいる人は関わったら全員友達という感覚でもあるんですかね。

働き方が様々

ただカナダには決まった様式や習慣が少なく、カナダ人とはいえ親はフィリピン人であったり、フランス人であったりと家庭によってまた文化が変わってきたりするのでみんながみんな同じマナーを持っているわけではありません。

例えばカナダの飲食店で働くとなるとすこしこのカナダの特有の文化は裏目に回ることがあります。

過去にカフェで店長をしていたことがあり、様々な人をトレーニングしましたが、日本と違ってお客さんが来たらいらっしゃいませ、というのような決まった文化がないので、基本みんな違ったアプローチをお客さんにするので、働いたことがない学生たちなどはあいさつや手順など1から教えるなどそういった文化もあります。

そして海外特有のチップ文化。チップに感情が依存されがちです(笑)

日本人に比べるとマナーはよいとは言えなく、挨拶をしない人や、携帯をいじっている人、だらだらしている人などいたり特に店側がルールを決めない限りは同じ動きをしている人はいないでしょう。よく言えば自由度が高く自分のペースを貫くことができるの働きやすい環境ではあるかと思います。

3. 自己表現を大切にする

カナダはその働き方やライフスタイルからか自分の意思をいろいろな方法で表現したりすることが多く、バンクーバーやトロントのような都市部ではストライキが頻繁に起きます

最近のストライキでいえばカナダはワクチンパスポートを採用したことによりワクチン接種をしていない方々はレストラン等に入ることができなく飛行機にも乗れないなど制限が厳しかったりしたためか、ワクチンを反対されている方々が数百人ほど市役所前で集まり朝から晩まで行進を始めたり街中でストライキを行い数日間バスが運行しなかったりといったイベントが起こります。

4. 家族を大切にする

こちらは文化とは言えないかもしれませんが、カナダは日本のようにすることであふれかえっていることはないので、休日や祝日になると家族と過ごすことが多いです。

特にクリスマスなどは家族の日なので営業している店はほぼなかったり家族の関係を大切にする傾向がある素敵な国だと思います。そのせいかカナダへ留学するとそのような祝日では少し寂しい思いをすることもあるかもしれませんね。

5. 自分の時間を大切にする

カナダにいる人たちで時間に追われている人は少ないです。例えばパーティに5時に集合などというと実際みんなが集まるのは6時だったり7時だったりと個人によってばらつきが生まれ自分の用事を優先させたりするので日本に比べると時間の感覚はあいまいになっています。

バスも時間通りに動かないことも多く、ほかには仕事を1時間早く切り上げて帰る方もいますし残業がなかったりと自分の時間を大切にします

なかでも少し日本では考えられないのが大学を卒業した後に働けなければならないといった固定観念がなく卒業後は半年ほど遊んだり、旅行に行ったり各自働く以外の経験を得ることに重きを置いています。カナダには新卒という文化がないため特に焦らなくてよいという文化があります。

カナダの文化 まとめ

カナダは人が自由で縛られることが少なくコミュニケーションや人間関係を大切にする傾向にある文化だと体感しました。

日本のように統率された文化とはまた違った良さや悪さがあり、固定観念の少ない環境で生きることができる素敵な国であり文化です。ほかにもカナダ人はコーヒーが大好きだったり、遊びに行くときは山や公園だったり、散歩を楽しんだりと自分の時間を最大限楽しんで、幸せに生きることができる、それがカナダの文化です。

どうでしょうか?これが個人的に感じたカナダの文化なのですが、他にも何かこういうのあったとかあればコメント欄でシェアしてください。

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