カナダのCoop留学って何?
カナダへ留学先を選ぶときにどういう目的でカナダへ行くのか目標が必要になるかと思います。語学留学であったり、大学進学、大学院などいろいろな方法があり毎年たくさんの方がカナダへ留学されるかと思いますが、大学進学するほどの時間やお金に余裕がなかったり、短期間でスキルや職歴を身につけたいなどとなると話が変わりCoop留学という方法が候補として挙げられます。今回は永住も目指せるそのカナダのCoop留学の魅力について紹介していきます。
Coop留学って何?
カナダのCoop留学とは簡単にまとめると学校でビジネスを勉強した後、就職して決まった時間数働くプログラムのことです。本来の語学留学や大学留学では基本座学だけで、卒業要件に働く必要がないのですが、Coop留学では学校に決められた時間数、決められた分野、職種で働くことが求められる職業訓練校への留学を指します。
ですので1度に海外カレッジ卒と海外の職歴が付きます。
一般的なCoop留学を行っているカレッジでは半年間の座学+半年間程度の就職が卒業条件となっているため、簡単にカレッジ卒の資格を得ると同時に海外での職歴が付きます。こちらのCoop留学での職歴は、公式なものとみなされないことが多いため永住権を取得するための手段としては活用できませんのでメインは日本帰国時での職歴アピールや海外で就職するために使われることが多いです。
実際Coop留学をしていたことで、カナダの違う会社へそちらの職歴で応募してそのままワークビザを下ろしてもらい永住権を取得するケースはかなり多く、体感だとある程度のキャリアを自国で積んできた学生の6割はそちらのCoop留学でカナダの永住権を得ている印象です。
期間も様々でプログラムの内容もカレッジによって異なるため自分の将来を考え自分が何を勉強したいかをよく考えて吟味することが大切です。多くのケースではBusinessAdministrationを選び、会計やマーケティング、接客業など一般的なビジネスを選ぶ方が多いですが、プログラミングやエンジニアリングに特化したコースもあるためスキルアップを考えるならばそちらの検討もおススメです。
基本的にコースのコンテンツは初心者向けとなっているため、今まで自分が携わってこなかった分野を勉強できる貴重な機会なので、これからの社会の需要を考えて選ぶことができるといえます。
授業内容
そんなカナダのCoop留学ですが一体どのような内容を勉強するのか気になりますよね?
一概にこれ!といった内容はなくおそらくカレッジや、また担当教師によって内容が変わってきますので申請する前によくシラバスを確認しましょう。
クラスは英語学習者というよりかはこれからカナダに住むであろう人たちへのクラスになりますのである程度の英語力は必要となってきます。
基本的なビジネスコースの教科は就職や学生たちに新しいキャリアパスを作る手助けをするためのプログラムとなっています。例えば面接の練習やレジュメの書き方、カバーレターなどの書き方を学ぶビジネスコミュニケーションクラスや、カナダならではの職場の多文化のマネージメント方法を学ぶワークエンバイロンメントそして会計基礎やデジタルマーケティングなど海外で働くには必須のスキルを学ぶためのコースとなっています。
学生の多くは各国で数年から10年ほど経験を積んだ方たちが多く、基本的なビジネススキルを持っている方が大多数で平均だと30歳前後の学生が多く中には50歳近くの方がCoop留学をしていたりと、職業訓練だけでなく各国で仕事をしてきた方たちとの交流もできるので、社会人にとってのカナダ留学としても最適でしょう。
仕事の見つけ方
Coop留学では前述した通り、決められたカテゴリーで働く必要があるのですがどのようなプロセスで仕事を探すのでしょう。
その前にCoop留学では1年から2年ほどのコースワークとなる場合が多数ですので学生ビザを取ることを余儀なくされるのですが、そのため学生でありながらカナダでバイトすることもできるのが特徴で、多くの場合はカナダでバイトをしながら自分に合った仕事を見つけたり経験を積んでから会社へ履歴書などを送ったりします。
カナダでのバイトは各自Indeedなどを使い探す必要があります。カレッジ側から仕事先を紹介してくれるかもしれませんが基本的に自分で見つけることが条件となりますのでそれなりの時間と労力が必要になってきます。
難しいポイントとしてはカレッジに入ること自体は英語力がそこまで必要なく簡単なのですが、仕事を探すとなるとカナダの職場なのでかなり高めの英語力が必要になってくるほかに最低2-3年程度の経歴を持っている必要があります。
なぜならカナダは新卒という文化がないため1つのポジションを長い経歴を持った人たちと争うことがしばしばあるので、エントリーレベルの仕事でも倍率が100倍以上になるのは珍しくなく、カナダの大学卒でさえ就職は簡単ではないのが現状です。
大学卒業後にそのまま来た学生へは、バイトレベルの仕事を確保してからCoopのワークプログラムが始まるまでに経験を積み、よいポジションを与えてもらうか、その経験を使い関連企業への就職を試みるかになります。多くの日本の学生はカフェなどでバイトをするかと思いますが他カフェの店長へ応募することによってCoop留学のビジネス要件を満たしたりすることができるのではないでしょうか。
こちらで【Coopから現地就職するまでのステップ6選】を紹介しています。
どんな人におすすめ
Coop留学は普通の留学と違いより仕事やキャリアと密接になってくる留学なので誰にでもおススメというわけではありません。基本的にこちらの留学は
- 英語力がそれなりにある方(Ielts6.0相当)
- キャリアアップ目的
- 海外進出を目的としている方
- カナダへの移住を検討している方
- ある程度の職歴をお持ちの方
となります。英語を勉強したいという方や、学生生活を終えてその直後に来る方にはあまりお勧めできません。というのも先ほど紹介した通りカナダでの就職を目的としたカレッジとなっていますので、職歴がなければ仕事も見つかりづらいうえに、見つかったとしてもレストランでのカスタマーサービスなど自分の思い描いていたような仕事につけず1年を迎えるかもしれません。
一方で、日本である程度の職歴のお持ちの方はカナダでも仕事を容易に見つけることができるといえます。そのままカナダ移住も夢ではないかもしれません。
おすすめCoop留学カレッジ
おすすめのCoop留学できるバンクーバーのカレッジはILAC International Collegeです。
こちらのカレッジはカナダ2大都市のバンクーバー、トロントの両方で展開しているので行きたい方で決めてみるとよいでしょう。こちらのカレッジはBusiness AdministrationやSales and Marketngなどとこれから必要である科目に絞り関連分野での仕事内容をコースで提供しているためキャリアアップしたい方や新しいことを始めてみたい方にお勧めのカレッジです。
もう1つのおすすめの理由はその期間の長さで最長のコースで92週間で約1年間の座学と10か月のCoop期間があるので、カナダの永住権や移住を検討されている方にはたっぷりと時間を与えられるのでかなりおすすめです。学内からの就職率もかなり高くカナダ随一の職業訓練校となっています。在学者のほとんどはその2年の間に永住権を取得しています。
カナダでCoop留学ができる場所はたくさんありますのでぜひ1度リサーチしてみることを推奨します。値段やコース内容などもカレッジによって変わってくるので目的によって変えてみても良いですね。
他にも何かCoop留学に関する質問等があればコメント欄でシェアしてください♪