英語力0でアメリカ永住権?:誰でも狙えるグリーンカード抽選プログラムって何?

英語力0でアメリカ永住権?:誰でも狙えるグリーンカード抽選プログラムって何?

今の日本の情勢を考えて海外に移住したいけど「英語が話せないから、アメリカ移住は無理だろう…」そう思っている方はごまんといます。

しかしその思い込みを、この記事で少し変えることができるかもしれません。実は、毎年約55,000人もの人々が、英語力や特別なスキルがなくてもアメリカ永住権(グリーンカード)を手に入れています。これは、アメリカ政府が正式に実施している「Diversity Immigrant Visa Program(多様性移民ビザプログラム)」という制度によるものです。今回はその制度についてと簡単に応募する方法を紹介していきます。

そもそもなぜアメリカはこの制度を実施しているのか?

まず、なんでこんなに都合の良い制度があるの?怪しくない?って思いますよね。

簡単な要約になりますが1990年、アメリカは重要な岐路に立っていました。当時の移民の大多数が特定の国々に集中しており、「多様性の国」を標榜するアメリカの理想との間にギャップが生じていたのです。この課題に対応するため、アメリカ政府は超画期的な施策を導入しました。それが、現在のグリーンカード抽選プログラムの始まりです。

これは現在のカナダにもみられる状態ですね。アメリカはすでに対策を取っていました。

アメリカにとっての意義は?

この制度は、アメリカ社会が直面する様々な課題に対する、戦略的な解決策としての側面があります。

まず、人口動態の観点から見てみましょう。多くの先進国同様、日本ほどではありませんが、アメリカも少子高齢化の課題に直面しつつあります。新たな移民を受け入れることで、労働力人口を維持し、社会保障制度の持続可能性を確保することができます。

新しい移民は、消費者としての側面だけでなく、起業家精神や革新的なアイデアをもたらす確率が高いと推測されています。実際、アメリカの新規起業の20%以上が移民によるものだという統計もあります。

さらに、文化的な観点からも、多様なバックグラウンドを持つ人々の存在は、社会自体を豊かにすると考えられているのだとか。異なる視点や価値観が融合することで、創造性やイノベーションといったものが促進されるのかもしれませんね。

私たち日本人への期待もある?

実はこのプログラムは全世界の人間対象ではなく、決められた国からのみ応募できるようになっています。

昔からアメリカ政府は、日本人移民に対して特別な期待を寄せていると言えるでしょう。その理由は、日本人が持つ独特の強みにあると私は思います。

世界で見ても高い教育水準と技術力は言うまでもありません。

しかし、それ以上に日本人特有の勤労観念であったり規律性というものは本当に世界のどこにでても一級品です。品質管理に対する徹底したアプローチや、チームワークを重視する文化は、アメリカやカナダの職場でも高く評価されています。

私も実際にカナダの会社でマネージャー職につくことが多いことからやはり国民性に出ているのかもしれません。

そして道路を見ても日本は本当にゴミも少ないし綺麗です。このような観点から評価されるのかもしれませんね。

日本人が海外移住を考える理由とは?

近年、日本での生活に不安を感じる声が増えています。特に若い世代の間で、海外移住への関心が高まっているのには、明確な理由があります。

かつての日本経済の安定性は、残念ながら過去のものとなりつつあります。実質賃金は過去30年で約12%も低下し、物価上昇が続く中、多くの人々が将来への不安を抱えています。

一方で、働き方に対する価値観も大きく変化しています。長時間労働が当たり前とされる環境に疑問を持ち、より柔軟な働き方を求める声が強まっています。

働き方を取り巻く環境も、大きな課題を抱えています。月間平均残業時間が45時間を超える職場も珍しくなく、仕事と生活のバランスを取ることが困難な状況が続いています。また、終身雇用制度の崩壊により、キャリアの安定性も以前ほど期待できなくなっています。

一方で、デジタル化の進展により、働き方に対する価値観も大きく変化しています。リモートワークの普及は、必ずしも日本国内にとどまる必要がないという認識を広めました。私もヨーロッパや日本からカナダの会社で仕事をしています。

海外であれば、高収入と充実したワークバランスが狙えるということから海外移住をしたい若者が増えてきているのでしょう。

アメリカ永住のメリットとは?

基本的になんでもある日本、それに比べてアメリカに移動する理由なんてあるのって思いますよね。

アメリカでの生活には、日本では得られない多くのメリットがあります。特に、経済面、生活の質、そして教育環境の面で大きな違いが見られます。

経済的な可能性

アメリカの給与水準は、多くの職種で日本を上回ります。例えば、IT業界では年収$85,000~$150,000が一般的で、経験を積めば更なる昇給も期待できます。医療関係者の場合は$60,000~$120,000、サービス業でも$35,000~$50,000の年収が見込めます。

さらにドル円の為替レートも考慮すると給料は数倍の差になることもあります。

起業のしやすさも、アメリカの大きな特徴です。新規事業の立ち上げに必要な手続きは比較的シンプルで、移民による起業も多く、多くの資金援助プログラムもあります。

ちなみにカナダでは意外と起業しづらいという点があります。そしてテクノロジーの最先端であり、経済の中心のアメリカにいることで、新しい情報が真っ先に入ったり、投資の対策を講じるなども見込めます。

生活の質

ワークライフバランスは、アメリカ社会の大きな特徴です。基本的な労働時間は週40時間で、残業は必要最小限に抑えられます。残業が発生した場合でも、法定で1.5倍以上の割増賃金が支払われます。

休暇制度も充実しています。最低でも年間2週間の有給休暇が付与され、多くの企業ではそれ以上の休暇を提供しています。また、フレックスタイム制度も一般的で、仕事と私生活の両立がしやすい環境が整っています。

ここは海外で働いている私だからこそ言えますが、アメリカカナダでは、会社より自分を尊重することが容認されています

教育環境

アメリカの教育システムは、個人の可能性を最大限に引き出すという面を重視しています。

公立学校では、ESL(英語第二言語)プログラムが充実しており、英語を母国語としない子どもたちへのサポート体制も整っています。また、主要都市には日本語校などが設置されており、日本の教育カリキュラムも学ぶことができるみたいですね。将来日本に戻る可能性にも配慮した教育を受けることは大きいと思います。

大学に関しては、言わずもがな世界最高水準で、将来は安泰であるとも言えそうです。

グリーンカード抽選プログラムの詳細

それでは本題のグリーンカード抽選プログラムについてみていきましょう。

この制度への応募条件は、簡単で、高校卒業資格(または過去5年間で2年以上の職歴)があれば、基本的な応募資格を満たします。特筆すべきは、英語力は応募の際の判断基準とはならないという点です。

応募は毎年10月初旬から約1ヶ月間受け付けられます。すべてオンラインで完結し、応募自体に費用は一切かかりません。ただし、一人につき年1回のみの応募となりますので、複数回の応募は失格の原因となります。

応募の手順は以下の通りです:

まず、アメリカ国務省の公式サイトにアクセスし、申請フォームに必要事項を入力します。必要な情報は、基本的な個人情報(氏名、生年月日、出生地など)と、パスポート規格の写真です。写真の規格については細かい規定がありますので、公式サイトで詳細を確認することをお勧めします。

結果の発表は翌年の5月頃から始まり、ウェブサイト上で確認することができます。

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米国グリーンカード抽選(Diversity Visa)の申請は、英語の書類や移民手続きをある程度理解している必要があり、海外のビザなどを作成したことがない方にとって少しハードルが高いプロセスです。

そして抽選に当選後、ビザ申請をする時点で、グリーンカードおよびSSN(社会保障番号)の米国における送付先を記載する必要があり、移住前に、米国での住所が必要という大きな障害もあり、当選してもグリーンカードに辿り着けなかった事例は少なくありません。

そこで今回、Sunset Advisoryの紹介です。Sunset Advisoryはアメリカ移住を夢見ている方々のために、申請プロセスを軽減してくれるサービスを行っています。

英語力ゼロでも、米国永住権を獲得しよう

Sunset Advisoryは、毎年行われる多様性ビザ抽選プログラムへの勤続した申請を専門としたサービスから行い、日本人応募者が、言語の壁や資格基準の誤解など、どこから始めればよいか分からないという問題を解決してくれます。

Sunset Advisoryのサービス内容

Sunset Advisoryによる米国移住サポートサービス

  1. 英語申請サポート: 多様性ビザ抽選の申請は英語でのみ行われており、それが大きな負担になることも。サンセット・アドバイザリーは、申請書類をすべて代行し、間違いなく正確に記入されることを保証します。
  2. 継続的な年間申請: 多くの人が数回の落選で諦めがちですが、サンセット・アドバイザリーは毎年米国永住権への申請を提出し、当選の機会を少しでもあげるためのサービスを行います。下記に詳細を紹介
  3. 住所提供サポート: 当選後、グリーンカードや社会保障番号を受け取るために米国の住所を提供する必要がありますが、サンセット・アドバイザリーは米国の住所を提供し、その受け取りも代行します。
  4. キャリアおよび移住支援: ただ永住権を取得し移住するだけがゴールではなく、その後に米国で自分の経験やキャリアを活かす仕事を見つけることが生活基盤を築く上で非常に重要です。サンセット・アドバイザリーは、米国のヘッドハンターとのつながりを提供し、キャリアサポートを行います。
  5. また、再入国許可証(有効期限2年)の申請をサポートし、仕事の関係で日本に残る場合でも米国永住権のステータスを維持できるためのアドバイスもしていただけます。

グリーンカード抽選プログラムは試行回数が大事

勤続した申請をすることが大切

年間発給数は55,000件、年間申請数は約1,500万件、当選確率はわずか0.4%と非常に低いものです。しかし、日本人カテゴリーでは申請者が毎年約2万人、当選者が数百人であり、当選確率は約1.5%と比較的高くなっています。他の地域ではアフリカ地域の当選確率は低く(例:ガーナ0.1%)、アジア・ヨーロッパ地域は相対的に高い傾向が見られます。

さらに、夫婦の場合、双方が応募可能で、当選すると本人および配偶者、そして子供にもグリーンカードが付与されます。このため、家族全員で移住を考えている方にも非常に有利なプログラムです。

となると、試行回数が重要なポイントですね。たとえば確率論ではありますが、10年間毎年応募し続けた場合、7人に1人が米国永住権を取得できる可能性があります。さらに夫婦で応募した場合、10年間で約3組に1組が当選するという高い成功率が期待できます。

しかし毎年毎年、申請するのが大変、そこでSunset Advisoryの出番となるわけです。

Sunset Advisory

最後に

「英語ができない」「海外での生活は無理かもしれない」。そんな不安を抱えている方も多いかもしれません。しかし、実際にアメリカで新生活を始められた方々の多くが、同じような不安を抱えていました。

重要なのは、一歩を踏み出す勇気です。この記事が、あなたの新しい人生を考えるきっかけになれば幸いです。

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