英語の発音の改善の仕方3選
英語学習の中でスピーキングと並んで1番習得に時間がかかるのはやはり発音だと思います。日本語と英語は出す”音”が違うので当たり前なのですが、例え留学していてもこれを知らずして英語の発音は決して上達しません。今回は英語の発音を手っ取り早く習得する方法を3選紹介するのでぜひ参考にしてみてください。
英語の発音
冒頭でも紹介した通り日本語と英語は出す音が違います、これは単なる比喩ではなく英語の方が音が多く日本語話者が普段出すことのない音が英単語に含まれているため、英語の発音は難しいという意味になります。
舌の位置、唇の形、口の開け方、それぞれで音が変わる英語は一定の音しかない日本語に比べてかなり不親切であると言えます。
身近な例でいえば、英語圏の方が日本語を話しているときに少し余計な音が入っていることが多いと思いますがそれはそういった理由のためでもあります。しかし日本語の方が発音は簡単なので発音がきれいな外国人よく見ることもあります。
そして英語の発音にはいくつかルールがあって最初は少し戸惑うかもしれませんが、知っているだけでも学習スピードに差が出るので早速紹介していきます。
1. 母音の出し方を勉強しよう
母音といえば日本の中高でa,i,u,e,oのあいうえお日本語と同じだと習いますが実は英語の発音の話になると変わってきます。
母音といえば基本は口の中で何も変化させずに出す音のことでおなかから声を出すだけで生まれるのですが、英単語を発音するときは唇の形、舌の位置がかなり重要になってきます。
こちらの英語の母音の発音表を見てください。
なんのことかパッと見てわからないと思いますがこちらは口の中だと思ってください。そしてアルファベットが英語の母音の発音記号で舌の位置をそこに置くとその音が出るよといった感じです。
こちらはカナダの大学でLinguisticsをとっていた時に勉強しましたが、これを学んだおかげで基本通じないなんてことはなくなりました。眺めていても仕方がないので少し解説していきましょう。
こちらの記号はいわゆる発音記号というもので英語辞書などをみれば横の方に少し書いてありますよね、あれです。
それではいくつか母音の例を出してみていきます。これが違うだけで全然違う単語になるので気を付けてくださいね。
- i = leave, see, beach
- I = hit, live,
- 3の反対みたいなやつ = bed, say, air
- 3 = turn, sir
- ae = cat, apple
- a = five, now
- aの反対 = hot, law
といった感じで一つ一つの音が全く違って少し間違えると危険なワードもあります(笑)
まずはこちらの母音の発音を見ていき何が違うか、どうやって音を出すのかなど細かく見ていくことから始めましょう。
2. 次は子音をみてみよう
母音に表があるように子音にも同じような表があります。おそらく日本話者の方々はここでよくつまづきます。
vとb、rとl、fとhなどよくごちゃ混ぜにして話している人がいますがそれをするとなぜか伝わらないのが英語圏なのでここは細かく毎日練習しましょう。
こういう系は読むより”海外の”ユーチューブなどで勉強するほうが手っ取り早いので今すぐにでも見てみてください。
English Phoneticsなんて調べると出てくると思います。
軽く解説すると-voは声帯を使わずに発する音がない発音で、voは声帯を使って発声します。声帯を使っているか同課の有無はのどを抑えて震えているか震えていないかでわかります。
そして左の青字の欄は音の種類で、ストップ音、破裂音、破擦音などがあり上の緑字は口の中でどの部分を使うかになります。
歯であったり、硬口蓋であったりと英単語によって口の中を使わなければならないのが英語です。
やはりこちらは読むより見て聞いて学ぶ方が早いです。
そしてこちらの子音と先ほどの母音をある程度理解すれば基本どの英単語も発音できるようになるわけです。
3. 英語の発音にはいくつかルールがある
さぁここまでであなたは母音と子音をマスターしましたね。これで英語の発音マスターになったと思いきや、あと少し抑えるポイントがあります。
1. 英語には強調がある
英語と日本語の大きく違う部分は強調があるかないかにあります。つまりは単語のどこかに普通より強めに発音しなければならないところがあり、例えばBeautifulはBeに力を入れて発音したりします。
もちろん全単語に強調ポイントがあるわけはなく、to,am,were,などには強調しなくていいので早く話す場合はここが聞こえないことがよくあります。
ここを強調してしまうと英語の流れるような話し方が日本語のような1つ1つはっきり発音するモノトーンな話し方になりそれが英語圏では聞き取りづらいのです。
こちらは以前紹介した英語のアクセント勉強法に少し似ていますね。
2. シラブルに気を付けよう
そして英語の発音にはシラブルという部分もあります。ここは昔苦しんだことがあります。(笑)
シラブルとは簡単に言うと何回音を出すかみたいなものなのですが、日本語ではひらがなの数シラブルがあります。日本語と英単語同じ言葉を選んでみるとわかりやすいかもしれません
- アウトレット こちらは5音となります
- Outlet しかし英語では2音になりますOut/letと分けて発音します。
これが少し厄介で英語圏の人は自然とこのシラブルが身についているためぶっちゃけ聞き取りずらい英語でもシラブルの数でわかったりします。
そのシラブルを身につけるには洋楽を歌うことが1番だとよく言われ、シラブルとリズムに合わせてどれだけ1つ1つのアルファベットを詰め込めるかということになります。英語の上達には遊び心が必要です。
そのほかにはシャドーイングと呼ばれる英語の勉強法がスピーキングスキル全般を向上させるのにおすすめです。
以上3選が英語の発音トレーニングに必須な要素となります。これらを意識しながら英語の発音を勉強するだけで大きく改善されるし、むしろ英語が話しやすくなるでしょう。
英語の発音を勉強をしていると口の中が気持ち悪くなります。これはいつもと違う話し方をしているためなので、学んでいるあかしだと思ってください。
そして何より毎日10分でもいいので習慣化させることが大切です。
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