カナダの寮生活ってどんな感じ?

カナダへ留学するときそれが大学であれば寮で住むという選択肢があります。ワーキングホリデーや勉強してから就職できるCoop留学ではその選択肢はなくたいていの方はシェアハウスやホームステイを選ぶかと思いますが、カナダの寮生活ってどうなのでしょう。今回は1年間大学の寮で生活した経験を皆さんにお伝えしていきますので、カナダの寮生活を検討されている方は参考にしてみてください。

カナダの寮生活

カルガリー大学

実はバンクーバーにくる以前にカナダの2都市で生活をしていたことがありますが、そのうち1年はアルバータ州のカルガリー大学へ交換留学で現地の学生と同じ生活をしていました。そしてその時に初めて大学の寮で1年間生活することになったのです。

それ以前はナナイモと呼ばれるカナダの中でもかなり田舎で日本人どころかほとんどアジア人すら見かけないようなところでホームステイをしていたことがあるのですが、寮となると同じ学生と住むので実際どんな感じになるのかすごく不安でした。

交換留学では基本海外の体験授業みたいな感じで気軽に行われるものですので、同じくらいしか英語が話せない人や、アジア人だけと住むみたいなイメージがあるかもしれませんが実際は世界各国そして現地の学生と住むことになるので、周りは英語がペラペラな人しかいないし、中にはアジア人をよく思っていない人だっているわけです。

寮を決めるときはオンラインで4つの寮の中から好きに選んで、そのあとは一緒に住む予定の人がいなければランダムにぶち込まれる仕組みとなっていました。カナダは物価がやはり高いだけあって寮に金額も半端なくホームステイと同じ値段が最低ラインでもありました。

カナダの1か月あたりの生活費もそこまで安くはないので4人部屋で1番安い場所を選ぶとよいでしょう。

そしていざ現地へ入って部屋をのぞくともうすでに自分以外の3人(4人部屋)が集まっておりそこからカナダの寮生活が始まりました。

ルームメイト

入った時はかなり緊張しました。イギリス人カナダ人、そしてジンバブエ人という異色の組み合わせの中にアジア人が入ったので周りからするとすごく変にみられる組み合わせで英語力も当時はままならなく、打ち解けるのに少し時間がかかったりもしました。

でも普通にいい人たちで最終的にはほぼ毎週飲んだり食べたりする中になったんですが、こういう状況ってやはり初めは難しいものです。仲良くなるコツとしては英語ができなくてもできるだけ絡みに行ったり、ジョークを飛ばすなどをしていると勝手に打ち解けているのがカナダ文化のいいところでもありますね。

ちなみにカナダの寮はアメリカやオーストラリアの寮と違い基本1人1部屋与えられるのでプライバシーは完備されております。

ルームメイトと仲良くなり始めるともうそれは天国のような居心地の良さになります。平日以外にも朝起きてリビングにいれば楽しいルームメイトがいて、一緒にご飯食べたり、買い物や遊びに行ったり夜までいれるので最高です。共通の趣味もあれば楽しめるので、ほかに友達出来づらくなる以外はメリットしかないでしょう。

実は日本人4人で住むよりいろいろな海外の方4人で住む方がもめごともなかったりする上に新しい経験と発見があるため人生で1度は経験すべきです。

ただ少し思ったのが、ルームメイトに当たり外れが多く、聞いた話だと部屋から一切出てこない人や、掃除を全くしない人、夜は物音を立てると怒る人、逆に毎日パーティな人など海外って感じがします。

そういわれると恵まれていたほうで、基本みんな優しく料理を作りあったり、お互いのプライバシーは尊重したり、遊びに誘いあったり、そして4人全員が週末は騒ぐのが好きだったので大当たりだったと思います。

寮の様子

そして大学の寮なので学校敷地内に住むわけですが、カナダの大学はとりあえず広い!大学内で初めの週に2,3回迷子になり学内で人にものを聞き続ける日もありました。そしてカルガリーは冬はマイナス30度がよくあることなので基本地下移動となり、寮間の移動や寮からキャンパス、ジムへの移動は全て地下で動けるためそれだけでワクワクして、クリスマスなど祝日で人がいないときは地下で鬼ごっこみたいなことをしたこともあります。

カナダの大学の寮のいいところはその便利性などもありますが、広大な敷地内を好きなだけ歩きまわれるのは大きいです。日本の大学にも大小さまざまありますがカナダの大学の大きいところはレストランがいくつも入っていたり、スタバが3店舗あるなどちょっとした街みたいになっているところが面白いですね。

カナダはその多様性から世界中の学生が集まりほとんどの人が寮に住むので、出会いや交流が多く定期的に寮に住んでいる人が集まる会やピザパーティなどがありました。

最も寮で楽しめたのはパーティです。海外の学生は木曜日からパーティモードに入るためほかの寮や部屋に行って、騒ぐなんてことも良くあるためパーティが好きな人にはお勧めですね。

しかし比較的アジア人はその場に慣れておらず好きな人は少ないかと思います。何度かアジア人の集まりにも行ったことがあるのですが、ピンポンをしたり麻雀したりでそれはそれで楽しめたりもするのでした。

ホームステイや友達とシェアルームをするのとは違い、知らない人と出会うことが多いためコミュニケーションをとるのが得な方にはかなり有意義な過ごし方であるといえます。

ちなみに海外の大学はパブが付いており、木曜日にはクラブになることが多いので学内でクラブを楽しめるということもあります。

カナダはみんな勉強も遊びも本気という感じがして、クラスでも前から座るなど人生を本当に楽しんでいるという印象です。

うまく打ち解ける方法

カナダ 寮
4人目は1足先に帰って写真取れなかった

大人になってからわかると思うのですが友達って子供の時ほど自然に作りづらくなっています。そして日本とは全く違う文化の違いで言語以前にうまくやっていけない方は多くそういう話はよく耳にします。

語学学校と違いカナダの大学にいるため英語がネイティブがほとんど、留学生でも英語を主に話す国の人などと改めて思うとみんな英語力は高いので、自分ができていないと引けを取ることは誰にでもあります。

でも、実際は特に英語ができない人を馬鹿にしたりする人は少なく、積極的に行動さえすれば誰でも友達になれます。これが意外と難しいんですよね。

個人的に行ったことですが最初の数日は、とりあえず物がないのでルームメイトに一緒に買いに行こうと話しかけ、道中にいろいろ質問して共通点を探してみました。すると英語圏の人って少し強引で、興味を持ったそぶりを見せただけでいろいろ連れていかれたりするのでそういう経験を踏まえると友達になっていきます。

あとは仮に自分がスポーツが好きなら休みの日など1度誘ってみたらよいでしょう。とりあえず意味がなくても誘ったりするのが重要だと学びました。

あとはご飯を同じタイミングで食べるとよいです。家族ではないのでご飯の時間!というものが存在しないため合わせることが難しく自炊なので一緒に食べようと言うと断る理由もないので打ち解けやすいです。

ルームメイトのイギリス人と1番仲良くよく一緒にご飯を食べていたのですが、1度振舞ってくれた時はまずすぎてびっくりしました(笑)それも文化ですね。

こんな感じで海外の人とは自然と仲良くなっていることが多く積極気に動くだけでよいので、むしろ子供の頃のように友達を作れたりします。

海外やカナダへは基本1人で留学するかと思いますが何をするか決めて留学すると友達もできやすかったりします。

カナダの大学へもし留学する機会があった場合はぜひ1度寮に住んでみてできるだけ積極的に動いてみてください。

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