カナダで解雇されにくくするための対策 5選
カナダで現地就職を狙っている方は10中8,9は永住権も視野に入れていると思っていますが、永住権を取るためには安定して働き続けることが必要ですよね。しかしここカナダでは不況など様々な理由で急に解雇されることは普通にあります。私の会社でも3人くらい解雇されているのですが、いまだ残り続けていられる秘策を紹介したいと思います。
そもそもなぜ解雇が頻繁に起きるのかにはいくつか理由があります。
1つ目はカナダだからです。カナダははっきり言ってしまうとビジネスがかなり弱く人材も優秀な人間はアメリカに取られてしまうので、安定した企業よりスタートアップの会社が大多数を占めます。つまり安定していない環境のため少し経営が苦しくなれば解雇しなければいけないことがあるのです。
2つ目はスキル。カナダ、アメリカは日本に比べてスキルをよく評価します。簡単な話同じ金額をはらうのであれば成績のいい人間だけを残しておきたいですよね。失礼な話、あなたが雇われた後も裏で同じポジションを探し続けている可能性も割とあります。
これがカナダ人への扱いであれば個人的にはあまり問題ないと思いますが、我々外国人にとってその扱いをされてしまうと、カナダに残れなくなってしまったり、永住権が取れなくなるなどすごく不安定です。
ですので私はよく、雇われてからが1番大変だと思っています。
カナダでの解雇対策 5選
1. 価値のある人材になる
会社にとって必要な存在になりましょう。私のケースで言うと、今のプロジェクトの90%は私依存なのでまず解雇はありえません。なぜなら仮に解雇した場合新しく人をトレーニングすることから始めなければいけないからです。
しかしその状況を作り出したのも私です。基本的にすべて自分でできるのと結果を出し続けることで、もちろん会社からも期待以上の働きを見せているかとおもいます。マーケターなのでいろいろな戦略を立てるのですが、絶対に周りに何をしたかを教えないことです。
これが1番大切です。今の世界何よりも一番大切なのは知識です。知識を多く持っているものが重宝されるこの世界でみんなにシェアしてしまうとその人のツールとしての価値が落ちます。これをまずは避けましょう。
そのためにカナダで働くには知識と経験が必要なのです。こちらでカナダで経験をつける方法を紹介しています。
あとはどれだけリーダーシップを発揮できるかですね。個人的にカナダの20代の留学生にスキルの面で期待するほど会社も切羽詰まっていません。要は並みのスキルであれば置き換えることができるのですが、リーダーシップを持つ人間はかなり少ないので率先して何かできる人間は育てたいと思う人も多いです。
2. 周りとの関係性を築く
次に大事なのは周りとの関係性です。スキルは問題なくても周りとうまく生きていけなければ、もちろん解雇の考慮に含まれることもあるでしょう。話しやすい人、だれとでも中のいい同僚。
話していると楽しいと思える人はやはりある程度キープしておきたいのは人間として当然です。
海外の職場で誰とでも仲良くなるのは日本よりもしかしたら難しく聞こえるかもしれませんが、簡単です。ただ話しかけていろいろ質問しているだけで仲良くなっているので周りと話してただの同僚より友達になろうとしてみるといいかもしれませんね。
3. より柔軟になる
基本的に自分の我を貫き通すことは大切です。自分のスキルの自信があり、その会社にいなくてもいい場合は自分を貫いても問題ないでしょう。
しかしもしその会社に長く残らなければいけない理由があるのであれば、ある程度イエスマンになることが大切です。
自分の責任外のタスクが回ってきたときにやりますという態度をとるだけで、会社としては好印象ですよね。そのままタスクを増やせば、自分を解雇できない存在に持っていくこともできますし、給料アップも見込めるかもしれません。
4. 会社の状態を分析する
マーケットはどのような感じか、会社の収入はどうなのか、次はなにをしてほしいのだろうか、などと経営者目線で少し考えてみてください。例えば仮想通貨の世界みたいにFTXの破産のような大規模な暴落であれば対策のしようがないですが、少しの閑散期などではこういう行動が求められていると意識できる人は会社にとっても使えます。
5. 前向きで積極的な態度
最後は気持ちで迎え撃ちましょう。
その職場で働くことを楽しんでいる人間になるかいやいや働く人間になるかで評価は変わります。
文句ばっかり言っている人をキープしておく意味はあまりありません。フェイクでいいのでとりあえず前向きで積極的に取り組んでいることが解雇から遠ざかる秘訣です。
社長や人事、上司がいる場所だけでもいいので安定したステータスを得るまではとりあえず必死さをアピールすることから始めてみましょう。
運が良ければそのうちマネージャーになることだってありえます。
こちらでカナダでマネージャーになる方法を紹介しています。
まとめ
カナダ、アメリカは解雇が本当に多いので永住権などを狙っている方は、しっかりと解雇対策を練る必要があります。あまり価値のあるないの話は好きではありませんが、会社で働くツールとして価値があるほうが残りやすいので、その価値を意識しながら働いてみましょう。
私はあまり働くことが大切だと思っていないし、やめたければやめていいものだと思っています。スキルと結果さえあれば何でもいいと思いますが、世の中にはそういう人ばかりではありません。
そのためいろいろな人に当てはまる価値の上げ方を紹介しました。カナダで解雇されずに現地の会社に残り続けるのは難しいかもしれませんが、まずは永住権など目先の目標を目指してがんばってみましょう。