カナダ マネージャー

カナダ企業でのマネージャーの1日のスケジュールって?

私はカナダにCoop留学で来て1年で現地就職に成功しました。そして実はその1年後にイーコマース全体のマネージャーに昇格したのです。おそらく海外の会社でマネージャー経験のある人は少ないと思うので、マネージャーをするということはどんな感じか少し書いていこうと思います。

マネージャーとは

そもそもマネージャーとは何なのでしょうか?

マネージャーとは一言で言うとチームやその部署をまとめる人です。日本で言う部長もしくは課長と翻訳されるかと思います。

基本的にはその部署やチーム内で仕事を分けたり、プランやゴールを決めたりチームプレイヤーというより監督という役割に近いかと思います。そのためかタスクをこなすよりコミュニケーションをより多くとることを求められるます。

日本とはまた違うのだろうと思いますがマネージャーは結構小分けされがちです。マーケティングマネージャー、HRマネージャー、などなど各ポジションごとに存在します。

会社が大きければ多いほど小分けされ、マネージャーたちのマネージャーがいる企業もあります。

私の場合は少し特殊で、プロジェクトマネージャーでありながらマーケティングマネージャー、ユニットマネージャーなどの業務を行っておりいわゆるディレクターとなっています。

しっかりと忙殺されています。

こちらの記事で海外企業でマネージャーになるためにすることをまとめています。

マネージャーの1日

私は効率と速さのみを重視して生きてきた節があるので仕事はめちゃくちゃできると思われがちなため、昇進が早かったのだと思います。そのためか昔からマネージャー職には慣れていてバイト先なども含めると計3,4年ほどマネージャーを経験しています。

てことで、カナダ企業でのマネージャーの1日はどんな感じか私のケースで見ていきましょう。

基本私は午前10時から“午後6時”まで働かされています。

10‐12時

出社するととりあえずメールが死ぬほどたまっているので、現実逃避しつつもメールを読んでいき返さなければいけないものに1つ1つマークを付けてあとで一気に送信します。

とりあえず時間がないので1つ1つ分けて仕事をしていると時間が取られるので一気に何かをまとめてすることにしています。

メールを返すと、前日の売り上げ、商品、在庫などチェックしデータを取り、不審点やトレンドをチェックします。イーコマースの責任者なので細かいチェックは欠かせません。

そのあとはほかのサイトの新しいオーダーの有無や配送状況を確認します。

そしてリモートワークの人たちがした仕事を1つ1つチェックして細かいレビューを送り、別プロジェクトの進み具合を比べ、その日のタスクやプランの変更等を午前中に完成させます。この間にディレクターや会計士たちとの小会議がよくあります。

12時‐2時

昼頃にはマーケティングのデータを毎日見て微修正を行います。バジェット管理やパフォーマンスを評価して来月のマーケティングプランを立てるためです。そして時間があればマーケットリサーチや勉強の時間です。

時間があればインスタグラムの投稿なども作ったりしています。

ここで細かいマーケターへの細かい指示を作り切ります。

ちなみに新しいプロダクトを仕入れたり、そのタームの商品の発注数なども決めるのも私なので1日の売り上げの平均や、2,3年さかのぼって毎日どのくらい売れていたかなどを記録するのもこの時間にこつこつと進めていっています。

そしてランチですね!

2時‐4時

この時間は仕事量を減らすために、ビジネス全体の自動化を進めています。

私の会社のイーコマース部門はスタートアップらしいので1からすべて作り直すため考えることが多いです。ただただマネージするだけでなくて実はビジネスの立て直しも私の業務に入っています。

つまり新しく会社を一つ作っているので土台からしっかりを安定させなければいけません。そもそもマーケターで就職したのにこれをさせてくる会社もまともではありませんね。

そして自動化を進めるためにいろいろなAIやプラットフォームのリサーチをするのと、新しい機能をサイトにつけるために10記事くらい毎日何か読んでいます。ブロックチェーンなどの新技術にも少し精通しているので、トレンドはAIとメタバースをどう組み込むかを考察しています。

後、この時間はカスタマーたちからの問い合わせを返す時間で、同時に営業も行っています。

そしてたまに上層部と会議があります。これがまためんどくさい

4時からリモーターたちが働き始めるので会議の内容をまとめたりもしなければなりません。

4時‐6時

この時間からリモーターたちと働き始めます。大体最初の30分はミーティングでそこからはマイクロマネジメントのコーナーです。

これがしんどい(笑)マイクロマネージメントは海外ではあまり見られませんが、実はリモートワーカーにはかなり効果的です。そして人によってマネージメントを微修正することを忘れてはいけませんね。

デヴェロッパーとデザイナーに指示を出すということはその職に精通していなければなりません。しかし私はマーケター。そうです。空いてる時間は全てその辺の勉強に費やしています。

会議が終わると、上司にその日のパフォーマンスを報告してだらっとユーチューブで何か勉強します。

大体はこの間にいろいろメールや相談が来るのでマルチタスク状態ですが、カナダらしくだらだらできる唯一の時間です。

基本のタスクはこのような感じで、空いている時間はお菓子を食べたり適当に誰かしらに話しかけに行ったりしています。社内で多分1番話していると思います。(笑)

その後

実はこれで私の仕事は終わりません。(笑)

チームがアジアにいる上に実はプロダクトの生産者との会話もしなければいけないのでメッセージは夜の9時ころまで頻繁に来ます。それを返すのが超だるい。

そして一つ一つのタスクが終わるたびに報告させるようにしているためなかなか休む暇がない感じです。

とまぁ、これがカナダでの私のマネージャーライフですが、はっきり言ってこんなに仕事をさせられるところはありません(笑)

普通のカナダの会社であればこの3分の1くらいのタスクで済むことでしょう。

ただ、日本と違うのは残業をした分次の日や別日に早上がりできたりして週40時間を超えないようにしなければいけないので、忙しい日もあれば楽な日もあるという感じですね。

ちなみにこれ(ディレクター業)をほかの会社でするとなれば年収は1500万円近くになるらしいのでそのうち転職しなければならないですね。。

少し大変なような気もしますが20代半ばでここまで会社の構築、運営を任せてもらっているのはかなり自分にとっていい経験だなと思っています。人は基本みんな楽しくラフな環境なので人間関係の悩みがないのもかなり大きいです。

こんな感じで毎日頑張って働いています。カナダでマネージャーになってみたい方はとりあえずリーダーシップと毎日勉強することが大切ですね。

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