まさに楽園のようなバンクーバーの生活
カナダのバンクーバーっていったいどんな街だろう、過ごしやすいのかな?留学やワーホリ前には1度は考えてしまうかと思います。海外に住むということは人生でそう何度もあることではありませんので、人によれば住みやすいところという条件で場所を選ぶ方もきっと多いでしょう。現在バンクーバーに在住しているのですが、バンクーバーには世界中から様々な目的で人が集まるので、それはかなり住みやすい証拠となるかと思います。今回はバンクーバーの過ごしやすさを、実際の生活を踏まえて紹介していきます。
2021年の Resonance Consultancy’s によるThe World’s Best Citiesによるとバンクーバーは34位にランクインしていました。これは国ごとではなく街単位なのでなかなかの快挙だといえるでしょう。
ちなみにTop10は
1. London, England
2. New York City, United States
3. Paris, France
4. Moscow, Russia
5. Tokyo, Japan
6. Dubai, United Arab Emirates
7. Singapore, Singapore
8. Barcelona, Spain
9. Los Angeles, United States
10. Madrid, Spain
といった感じで、東京が5位に入っていたりカナダ1の都市トロントは13位に入っていたりしました。こちらのランキングはただ住むためだけの要素で構成したものではなく、旅行や働くなどの採点も入っているため過ごしやすい環境という面での判断基準にもつながりそうですね。
では、実際バンクーバーがどのくらい過ごしやすいかを書いていきます。
バンクーバーは夏の気候が最高
カナダって聞くと寒そうというイメージを持つ方が大半だと思いますが実際場所によってはかなり寒く、以前住んでいたカルガリーでは10月の中頃から5月まで雪が降り続け、緑を目にすることがなくなる他に、気温がマイナス30度行く日も少なくはありませんでした。
しかしバンクーバーは暖かい!Raincouverと呼ばれるほど確かに秋冬は雨が降り続けるが気温自体は日本とそこまで変わらないので、体調管理も比較的簡単にできるでしょう。バンクーバーは気軽にアクセスできる海とビーチ、そして大自然が売りで、旅行というよりかは住むのに適している街だと言えます。
バンクーバーの夏はとりあえず過ごしやすいことで有名です。7,8月の最高気温は平均で26度くらいで最低気温が15度くらいとかなり涼しい夏が過ごせます。日本のように蒸しっとすることもなく汗かくほど暑くもないのでハイキングなどのアクティビティやスポーツなどもできます。それに夏は晴れがかなり多くバンクーバーが晴れるときは雲1つなく晴れることが多いので気分がめちゃくちゃいいです。
それに加え、カナダの夏は日の出、日の入りが極端に短く6時にはすでに明るく、夜は10時ごろまで外でパーティーをしたりスポーツができるぐらいまで明るいので、家に引きこもるのがもったいないほど過ごしやすい環境です。
特に語学留学で来た時には学校は大体1日4時間とかで終わるので、午後は自由に時間を使えるため毎日が楽しくなることは間違いないでしょう。仮に1時に学校が終わったとして、ダウンタウンのどこかで友達とご飯を食べてから公園で遊んで、夕方にはビーチへ出向いてゆっくりと友達と時間を楽しむことができます。
以前紹介したサンセットビーチにあるパブで日が沈むまでパティオでお酒を楽しむこともできるでしょう。カナダでは日本ほどインドアで遊べるところが多くないので基本景色がきれいなところでくつろいだりすることがメインとなります。バンクーバーの夏はパティオ(外に設置してある席)でご飯を食べることができるので、晴れた中で美味しいごはんやお酒を夕方から楽しみましょう。
バンクーバーでの生活はフルタイムで働いていない限り時間に余裕があり、かなり暇です。週に4日しか学校がなかったので空いている日は朝は家から近くにあるバスケットボールコートで友達や知らない人たちとバスケをして、お昼には日の当たる暖かい家のパティオでルームメイトとランチを食べてから昼寝。
バンクーバーは大通りから少し離れただけでかなり静かになるのでリラックスできます。街全体が木などの自然で囲まれていて、動物たちがそこら中に住んでいるので自然が好きな方には楽園のような場所だと思います。
少しゆっくりしてから3時ぐらいに友達とカフェやブルワリーに行ってパティオでゆっくりしたり公園に行って簡単なピクニックみたいなことをするのがバンクーバーでの日課です。
夏は誰も働いていないのかなってぐらい3時4時くらいから公園に人が集まりだして、友達とブルーシートをしいて夜までしゃべっています。実はカナダは基本外での飲酒は違法なのですが、2021年はコロナの影響で店で飲ませないために、市に定められた公園でなら、お酒を飲んでいい許可が出ていました。その中にはビーチなども含まれており、カナダの夕日がきれいに見えるビーチで飲むお酒は最高です。
なのでその当時はブルワリーへ行ってお酒を買い、友達と外で集まってよく夕方から飲んでいました。7時ぐらいになると少しひんやりとするので、ジャケットを羽織りビーチへ移動し、夕焼けを眺めながらしゃべったりビーチバレーができるので、まさにリゾートという感じの過ごしやすさでした。そして10時くらいになり家に帰ってから、ルームメイトがいたらそのあと夜中まで軽くパーティをしたりと好き放題できます。ナイトクラブや夜遅くまで空いているバーやパブなども多いのでナイトライフもかなり充実しているので朝から晩までしっかりと遊ぶことができます。
もちろんBBQをするにもうってつけで、車を持っている友達がいれば、少し山の奥にある湖などへ連れて行ってもらい、人がほとんどいない環境でBBQが楽しめます。カナダの最も魅力的なポイントはその人口密度の低さですね。
バンクーバーに集まっている人はカナダの中でも1段と緩い感じの人が多いので、ビーチに行けばお酒を飲んだり音楽を流している人がいたり昼寝をしている人がいるなど、日常とはかけ離れた世界があります。
バンクーバーは意外と不自由がない
そうです。バンクーバーは意外と不自由がありません。日本でラーメンを食べ歩きしていたりする方はこちらのラーメンでは決して満足できることはないですが、基本何でも売っています。カナダの食べ物は特にこれといったものがなく好きなものを食べることができるので、自分に合った食生活を確立させることもできます。コンビニのように気軽に利用できるLondon DrugsやShoppersなどのドラッグストアがあり必要なものはどこでも手に入ります。
バンクーバーには日本食を専門に扱っている店もあれば、アジア系統のお店、ヨーロッパだけの品物を扱っている店があるなど、これが見つからない!なんてことはなかなかありません。
カフェが好きな方には特におすすめの街でバンクーバーには星の数ほどカフェが存在し1店1店のレベルが高く、おいている品も違うためかなり楽しめること間違いなしです。
レストランも何でもそろっており世界各国の料理からレベルの高い日本食まであるので、グルメにもおすすめな街です。Robsonストリートと呼ばれるダウンタウンの一部では韓国料理などが多く、本場の料理を楽しむことができます。
バンクーバーは割と安全
それではバンクーバーの治安はどうでしょう?カナダは比較的安全な国と呼ばれていおり、安全という理由で留学先に選ばれたりもします。こちらは体感の話になるのですが、日本に比べて事件の数は少ないぐらいに治安はよいかと思います。ニュースを見ていても危ないニュースはそれほど目にしないので確かにアメリカや他の国に比べると安全ではあるといえます。半分くらいがアジア人系統の土地なので人種差別もほとんど見かけることもなく平和に暮らすことはできます。
しかし、バンクーバーは特に移民が多かったり気候も暖かいためカナダ内では犯罪率がかなり高く、ギャングたちも生活しているので過去には銃撃戦が街から離れた場所で行われたり、Hastingストリートというところではホームレスたちが数え切れないくらい住んでおり、ドラッグなども普通に常用している人たちも多く、スラムのような場所もあり、その辺は決して安全とは言えなくできるだけ近づかない方がよいでしょう。
事件数は少ないとは言え0ではないので夜の一人で歩くと何かに巻き込まれるなんてこともあるかもしれませんので、やはり日本に比べると治安は悪くはあります。
といった感じでバンクーバーの生活はかなり充実しており、1度バンクーバーに住んだことでカナダに住みたいと思うようになった人はめちゃくちゃいるはず。秋冬は少し雨が多いのですが大雨になることはほとんどなく小雨なので外に出ることも問題なくできます。
夏は紹介した通り、ビーチでリラックスしたり涼しい気候の中でだらだらと時間を好きなことに費やすことができる素敵な街です。治安は日本ほど体制が整っていないので不安かもしれませんが、海外に住む以上やはりある程度、自分の生活を平和に保つ能力が必要であるといえます。
カナダで留学する際に迷われた場合には本記事を参考にしてみてください。