海外企業でマネージャーになるために絶対にしておくこと
現地就職できた方は昇格することが目標の1つだと思います。今はカナダの現地企業でしっかりとマネージャー(社畜)として働かされている身として、海外企業でマネージャーになるためには個人的に何が必要だったかを紹介します。
海外企業のマネージャーってなに?
マネージャーって日本で聞くと部活のマネージャーのイメージが強いかと思います。少なくとも私はそうでした(笑)しかし海外企業で言うマネージャーとは平たく言うと管理職です。
チームの責任者、プロジェクトの管理者、すべてがマネージャーで日本で言うと課長や部長の位置に置かれます。もちろん会社によってステータスが変わるので、すべてのマネージャーが部長かというとそうでもなく、小さな会社でのマーケティングマネージャーは課長のような位置になるかと思います。
業務内容はいたって普通でチームの管理をしながらタスクをこなすだけです。ただその日チームが何をするかなど考え中ればならない上に基本的に責任を負わなければいけないのですごくめんどくさいポジションですね。
こちらの記事で私のマネージャーとしての1日のスケジュールを紹介しています。
結構大変ですので興味のある方は読んでみてください。
マネージャーのなり方
さて本題の海外企業でのマネージャーのなり方を5つ紹介します。ポイントは日本とは違い
- 年功序列ではないこと
- 向き不向きで決められることがあります
ぶっちゃけリーダーになる人間とキープレイヤーになる人間は性格で決まります。なのでマネージャーが偉いというわけでもなくただリーダーってだけであまり上下関係はないです。
1. そのポジションで優れる
少なくとも会社のそのポジション、部門で1番になりましょう。仕事がそもそもできない人はまぁ昇格はできませんよね。あまりお勧めはしませんが同僚たちの優れているところ、劣っているところをすべて知り尽くして、スキルを盗んで徐々に成果を上げれば割と早く1番になれます。
実は仕事で1番になるってめちゃくちゃ簡単なことです。スポーツや格闘技と違って1番になるために働いている人間って本当に人口の数%しかいないのでもちろん1番になるために努力できる人としない人では明らかな差が出ます。
大抵の職場では本気でやれば半年でどこでも1番になることができます。
とりあえず自分の仕事は誰よりもできるようにしておけばマネージャーへの道はすぐそこです。
2. 他のスキルを学ぶ
そしてマネージャーになるためにはほかの業務を知る必要があります。マネージャーになるためには業務のほとんどはタスクをチームに作って上に報告すること、自分のポジション以外にもどういうタスクがあるのか時間があればこっそりとのぞいてみて、どういう動きがあるのかを見ておくといいでしょう。
例えばデジタルマーケティングの話になりますが、仮に私がSEOスペシャリストとして働いていたとしましょう。マネージャーになるにはSEO以外にソーシャルメディア、PPC、コンテンツマーケティングなどすべて知り尽くしておくことが鍵となります。
仮にUX/UIデザイン、デヴェロップメントを知る必要があるのであれば、勉強しましょう。
私はマーケティングマネージャーであると同時にウェブサイトのプロジェクトマネージャーでもあるのでデザイナーたちにタスクを振り分ける必要があります。つまり専門外のフィールドでも勉強しなければいけません。
マネージャーは勉強が大切なのです。
3. 業界、製品を知り尽くす
次に自分の業界や製品などを知り尽くしてそれに伴い戦略等を立てる必要があります。どの業界や職種にもトレンドは存在するので、トレンドを理解しておくことが海外企業でマネージャーになるためにかなり必要です。
4. リーダーシップ
これに関しては適正ですがリーダーシップを取れるか否かでマネージャーに昇格できるかが変わります。リーダーシップは生まれつきの物である一方、後天的に培われるリーダーシップと2種類存在するので、現在適正でなくてもリーダーシップをとるために周りから色々学ぶことをおすすめします。
海外特にカナダではリーダーシップを持つ人間は非常に貴重で、面接でもしっかりとみられるのでマネージャーを目指していなくてもスキルを持っていて損はありません。
そして会社内でリーダーシップを見せるためのトリックがあります。
判断は早く、同僚の強みを理解、時間厳守、周りを巻き込む、上層部と仲良くなる、責任を取る姿勢を見せる、クリアで簡潔なコミュニケーション、これだけでたいていの人はその人にリーダーシップをみます。
例えスキルがまだ追いついていなくても、自分をはじめから大きく見せてあとから追いついてもいいと思います。
5. 意見を”頻繁”に出す
最後にマネージャーとして大切なのはいかに自分の意見を周りに伝えられるかです。
会社によるのですが、海外の企業ではミーティングが頻繁に行われて新人も割と参加させられるので、アイデアや意見があればさっと言うことをおすすめします。
新人が発言して嫌な顔をする会社はそもそもよくない会社なので、そういう時は好き勝手に発言してもう新しい会社を探してやめればいいのです(笑)
私は性格上かなり日本では煙たがられましたが、海外企業ではいろいろアイデアを出してくれる人間は基本的には好かれます。ただ、何でも言っていいわけではなく考えてから発言しましょう。
まぁ的外れな意見を言っても実は自信で押し切れることもなくはないのですが、できるだけ理にかなったことを言うのがおすすめですね(笑)
という感じで実は海外企業でマネージャーになるのはそこまで厳しいことではないと言えるでしょう。日本は年功序列な上に仕事大好き人間が多いので難しいですが、海外ではそこまで仕事に熱意を持っている人は多くありません。
個人的な見解ですが日本人は仕事に関してはすごく努力もするし従順なので会社にとって優秀な人が多いです。しかしマネージャーに昇格するためにはすこし自分を出すことも必要なのでぜひ頑張ってみてください。